2018年1月9日修正
こちらの記事の内容には誤りがあります。
ETS2もATSもハンコンとペダルコントローラーのセッティングによってはほぼ似たフィーリング・慣性力になります。
アメリカントラックシミュレーター(ATS)とユーロトラックシミュレーター2(ETS2)の違い。
前回は同じハンコンでもペダルのセッティングが異なる場合がある点を紹介しました。
今回は車体の慣性力の違いについて紹介したいと思います。
ATSの方が慣性力が強い
ETS2でずっとトラックに乗り続けていてATSを始めた時、まず慌てたのが慣性力の違いです。
前回のように最初はハンコンのペダル設定がおかしいので動作が変なのかなぁ?
と思ったのですがどうやらそうではなさそう(・_・)
具体的に時速○○kmからのフルブレーキングで制動距離が~というようなデータは持っていないので感覚的な話になりますが、
ATS:
車体の速度を維持させようとする力がとても強い。
(ただし低速域ではそれほどでもない)
ETS2:
停車させようとする力がとても強い。
アクセルペダルを離すだけですぐ停まろうとする。
という味付けになっています。
私はETS2のカックンブレーキのような感触に慣れていたので、ATSでアクセルペダルを離してもずっと走り続ける状態にびっくりしてしまいました(゚д゚)!
じゃあ現実の車ってどうなのか?って考えるとアクセルペダルを離してもすぐに止まるわけじゃないですよね。
そういう意味ではATSの方が現実路線なのかなぁ・・・という事になるんですが、逆にあんなに長時間速度維持できるか??って気もします。
とにかくなかなか速度が下がらない味付けです。
ETS2とATSのペダル周りの味付け比較
ETS2の味付け
- アクセルペダルを離せばすぐ止まる。
- ブレーキと併用すれば更に急停車可能。
- ブレーキは踏まなくてもアクセルを離すことでブレーキになるくらいの減衰効果
このようになっています。
ただ、これはETS2に適した味付けだとも言えます。
ETS2で出てくるヨーロッパの道路は例えばルート変更の案内が出て
割りとすぐに車線変更しないといけないような場面が多くて、
えっ!?間に合わないとなる事もよくあります。
これはそもそも車線変更する箇所が多いことに加えて道路標識が外国語表記のため、
私達日本人にとって、
標識を見て事前に次の行動への心構えをしておく・・・
という実際の車の運転で無意識にやっていることが非常にやりにくいってのがあると思うんですよね(´・ω・)
更に困るのがルートアドバイザーを見ても間に合わないような場面が多々あります。
なので比較的速度を落としたり急停車しやすい味付けの方がやりやすいです。
ATSの味付け
- アクセルペダルを踏むのをやめても速度維持する力が非常に強い
- ETS2よりも遥かにブレーキペダルをしっかり使う必要がある
- 勾配がキツい登り途中で停車してしまうとあっさり後退する
ATSはそもそもMAPに直線道路が多く配送過程で速度を落としたり車線変更するシーンがETS2に比べて少ない印象です。
ですので速度を維持する味付けは直線の走行を楽にし、とても理にかなっていると思います。
またいくら速度維持の慣性力が強いとは言ってもブレーキペダルをちゃんと使えば止まってくれますのでペダルワークを行うという点ではETS2よりもATSの方が実車に近いと思います。
それと3番目に上げた勾配の件ですが、ETS2では勾配の途中で停車してもアクセルペダルを踏めばジリジリと進んでくれるので後退するというシーンは滅多にありません。
北欧MAPの一部に急勾配の登りがあってそこでは途中停車から後退したことがありますが・・・
ところがATSではそんなに大した勾配でもなさそうな、
幹線道路を降りる→一般道の陸橋で幹線道路を跨いでいく
というような道の、一般道路の陸橋に差し掛かる手前のゆるい勾配ですら変なところで止まればアクセルを踏んでも後退してしまいます。
そういった場合はブレーキも踏んで、アクセルも踏んで上げることでなんとか前に進んでくれます(・_・)
できれば中間が欲しい
ETS2もATSも各々のゲーム性に合わせた味付けになっているのでどちらが正しいということでも無いと思います。
ただどうも極端な感じなのでETS2とATSの中間ぐらいの味付けがあればなぁ~という印象です。
今回はATSとETS2の違い、慣性力の違い編でした。
それぞれで味付けが違うことは別に悪いことじゃないと思います。
各々が独立したゲームなのでそこに適したゲーム性を持たせているってことですしね。
もしATSがETS2のDLC扱いであったならば、なんでアメリカMAPに入ったら操作感覚が変わるんだ!って話になりますが・・・(・_・)
次回はその他の比較について紹介したいと思います( ゚д゚)ノ