三國志 14 PKとシーズンパス2を買ってみたけれど…

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レビュー

Steam版 三國志 14 のパワーアップキット(PK)とシーズンパス2を購入してみました。

ですが、いざDLCを適用してみると

これは商品の売り方として根本的にダメなやり方😥

と思ったので、PKとシーズンパス2についてあれこれ書いてみたいと思います。

三國志14の本体はもう持っている、次はシーズンパス1、PK、シーズンパス2を買おうかな~と考えている方の購入判断の一助になれば幸いです。

・三國志シリーズに不慣れな人が遊んだ感想となっています。
・私は三國志演義と史実三國志の区別は全くついていませんのでご了承下さい。
・スクリーンショット画像の著作権は©コーエーテクモゲームスにあります。

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PKありきにしてシーズンパス2を売るのはダメだと思う

ということで⬆の標題に書いたとおりです。

端的に還元すると、

シーズンパス2はPKが無い事にはフルで機能しない

です。

まずシーズンパス2で提供されるコンテンツについてSteamのページより記載内容を画像引用します。

注意書きに

※『三國志14』ゲーム本編が別途必要です。

とあります。これはまあわかります。

で、その下にずらっとコンテンツ内容が列記されているのですが、最後のところ

※戦記制覇モード専用シナリオは『三國志14』ゲーム本編と『三國志14 パワーアップキット』の両方が必要です。

これなんよ( -_-)

まず三國志14は別売のPK(パワーアップキット)により戦記制覇モードという
三國志のお話をミッション達成を通じながら体験するといった風体の短めのシナリオモードが追加されます。
で、このモードはPKが無いと全く遊べません。

なので仮に三國志14+シーズンパス2という組み合わせでゲームを起動すると戦記制覇についてはシナリオ自体はアンロックされるものの、
いかんせんそれを表示するための戦記制覇モード自体が出てこないため、遊べるのは素の14と同じく通常モードのみとなります。

DLCと書いてあるのがシーズンパス2での追加シナリオ(永遠の夢の中では除く)

シーズンパス2による通常モードの追加シナリオは
揺らぐ漢朝、曹操の台頭、南蛮征伐の3つのみです。
(上の画像の「永遠の夢の中で」は銀河英雄伝説コラボで受け取れるシナリオ)

その他細かなイベントセットや編集機能(こんなの無料アップデートで追加する内容だろと思うけど)等はあるものの、PKが無いとシーズンパス2のメインコンテンツはこのシナリオ3つという感じになります。

「いやいや、PKの後にシーズンパス2が出たんだし、説明書きにもPKが無いと遊べないって書いてあるでしょ」

という意見もあろうかと思います。
私はそれはコーエーに飼いならされマインドコントロール🏺😈🏺されている思考だと思う次第です。

そもそも三國志14の追加コンテンツは大まかに挙げると

  • シーズンパス1
  • PK
  • シーズンパス2

と3つあります。
3つも高額コンテンツがあることの是非について色々言いたいこともあるけどここではそれは一旦置いておきます。

私がイカンと思うのは3つに分けて売っているのにシーズンパス2に関しては本体+パス2の組み合わせで内容がフルに機能する作りになっていない点です。

DLCを売るのであればどれを買ってどの組み合わせをしても本体+1DLCでフルに楽しめないのはおかしい。

今回のシーズンパス2の内容をフルで遊ぼうと思えば本体+PK+シーズンパス2が必要となります。
PKがあることを前提としたPKの拡張版的なものを作っておきながら、あたかも三國志14本体を拡張するための独立したコンテンツとして高額で売るのはおかしいと私は思います。

パスやPKを単独売りしている以上、本体はあるからまずは最新のDLCであるシーズンパス2だけ買ってみるか~と購入する方は少なからずいるはず。
ストアでもそう買えるように設定してあるのですから。

そういった方はPKがないのでシーズンパス2の内容はフルで楽しめません。
これは著しく不誠実でイカンと私は思います。

そもそもコーエーはボッタクリ価格で中身スカスカのDLCが毎度毎度ある事自体が問題だと思いますが、それでもなおDLC商法をやるんだったら今回のような買い方の組み合わせでユーザーに不利益が出るような仕様ではなく、最初からシーズンパス1と2とPKをセットにした従来のPKとして売るべきだったと私は思います。
(あまり「べき」ということは言いたくないですけど、今回の14の売り方は酷い上にやってることがこれまでに輪をかけておかしい。)

ストラテジーゲームの大手、パラドックス社のゲームもDLCが多いと言われますが、あちらはそれぞれが独立して本体+そのDLCのみでちゃんと動作します。
今回のコーエーの三國志14のDLCの売り方は極めて誠実さに欠けると思います。
(とは言えParadoxも最近ステラリスで実績の解除に複数DLCを要求するものが出てきて少し動きが怪しくなりつつありますが。実績にとどまってる間は良いのだけれど…。)

今回私は三國志14のPKとシーズンパス2のセット販売版を購入しましたので、
上のような組み合わせによる不利益は受けませんでしたが
コーエーテクモ社はもっと買い手の事を考えた構成、売り方にして欲しいと思います。

コーエーはもっとコンテンツの説明を詳細にして欲しい

今回三國志14のPKとシーズンパス2の購入に際して私もコーエーのHPやSteamのページを色々見たのですが、とにかくDLCの内容に関して提供している情報が少ないと感じました。

そもそも公式サイトにどのDLCに何が入っていてそれがどうなるのか説明が圧倒的に少ないし、Steamのページにあるこのエディション一覧の表示

Steamの三國志14ページから引用

と、実際に販売されているコンテンツの表記がちぐはぐでとても分かりにくい。

Steamの三國志14のページから引用

これではSteamのページにある

「三國志14 Digital Deluxe Edition」

とはいったい何なのか意味不明です😥
表記の統一ぐらい考えないんでしょうか。

こういう適当な販売ページを見るとなんとなくメーカーの

説明しなくても信者共がどうせ全部買うだろwww

的な印象を受けます(あくまでも私の主観デス)。

元々コーエーのサイトって昔から説明がとにかく少ないんですが(無双8エンパのサイトなんて登場武将の一覧すら無いですからね。あれこそ手抜きだと思う。)、もっとユーザーと真摯に向き合ってほしいと思います。

三國志14PK+シーズンパス2で出来ること&問題点

ここからは三國志14の本体のみ、そして本体にPK+シーズンパス2を導入した場合の違いについて簡単に紹介します。

PKを導入するとタイトル画面が変化します。

素の14だとこうでした(14+シーズンパス2のみも同じになります)。

PKを適用すると戦記制覇モードが追加されます。
これが一番大きな違いですね。

PK+シーズンパス2の効果でシナリオがさらに追加され色々なシチュエーションで三國志14の世界を楽しめます。

それとPKでもう一つ大きいのは国替えができるようになることです(こんなの最初からデフォルトで入れとけとは思いますけど)。
これで同じシナリオでも配置を変えることでまた違ったゲームプレイになると思います。私はこの国替え機能が欲しくてPK買いました🙂

それとPKでもう一つ大きいのは異民族の参加でしょうか。
ただ私があちこち見た範囲では、シナリオに異民族を登場させないという設定が無いような…😥
PKで追加される地の利と異民族を完全に紐づけてしまったため異民族を登場させないというのは出来ないのかもしれませんね。
ゲーム内設定で異民族は攻撃してこないように出来るみたいなのでこれで異民族空気プレイみたいにして我慢するしかなさそうです。

外国との交易はしたいけれども異民族は無しで素の14みたいにして遊びたいなぁという事には対応できないのかもしれません。
この辺の設計もなんか今一つ詰めが甘いなぁと感じました。

シーズンパス2で追加される内容は先述の普通モードでの追加シナリオ+戦記制覇モードの追加シナリオという感じです。

ただ私はシーズンパス1は買わなかったので、ゲーム内の設定が行えない箇所がたくさんあります。

シナリオ設定1

超級、極級の難易度は選べない

シナリオ設定2

シナリオ設定3

このようにシナリオ設定1の一部と2、3の全てはシーズンパス1が無いと設定できないようです。

シナリオ設定4は全て開放されています。

私個人の意見ですが、ゲームシステムの設定ぐらいは無料アップデートで対応してほしいです。
シナリオを有料で追加するのは分かるんですが、なんでシステム設定に関わる部分まで追加でお金払う必要があるのかと思います。

あと地味にイラッとするのが、シーズンパス1を持っていない人には設定できない項目をわざわざ見せんな!って事😡
これなんかお前さっさと金払えやって言われてるみたいでムカつくんですよね。

センスあるUI/UXデザイナーなら該当者以外に不要なUIは見せないのがデザインの基本だと思うんですが、こんな三國志14みたいに不必要なものまで堂々と表示させてるのは他のゲームで見たことないですわ( ´Д`)

それともう一つ重要な点が

三國志14withパワーアップキット状態にしてゲームを起動すると、素の三國志14で遊んでいたセーブデータは選択できなくなります。

PKを買って適用させた→これまでの続きをやろう

と思っても出来ません。

ただしSteamのDLC管理ページからPKを外してゲームを起動し直せば素の14のセーブデータは残っているのでそちらの続きを遊べるようです。

このあたりも、もう少しどうにかできんかったのかと思います。
14と14+PKはもう別物のゲームという設計なんでしょうね。

それと確か三國志13はゲーム起動する時のランチャーで素の13とwithPKでの起動を選ぶことが出来たと思うんですが、14はランチャーでそれが出来ません。
なんで以前出来ていたことが新しいものではできなくなるのかこれも健忘症なのか手抜きなのか分かりませんが意味不明です( ´Д`)

いちいちDLC管理画面でPK外したりつけたりするのがめんどくさいので、ランチャーで起動を分けられるようにしてほしいです。

おわりに

ということで三國志14のパワーアップキットとシーズンパス2を買った(シーズンパス1は買ってない)というお話でした。

コーエーの想定する優良ユーザー像というのは
シーズンパス1を買う→PKを買う→シーズンパス2も買う
という人なのでしょう。

ですがこの3つを各々バラ売りしている以上、どれを買っても本体+それ単独の組み合わせで100%の能力を発揮する作りになっていないのはダメ&極めて不誠実な設計&売り方だと私は思います。

じゃあどうすれば丸く収まったのか。対案出せよという意見もあると思います。

私はこう考えました。

戦記制覇モードのような核となるゲームシステムは無料アップデートとしてベースゲームに追加する(そこである程度収録シナリオ数を抑えてお試し的に導入する事はは販売戦略上良いと思います。)して、シーズンパス等の追加DLCで戦記制覇のシナリオや通常シナリオ、異民族や貿易機能などを追加販売する。

こうすれば特に何も問題はなかったと思います。
(DLCの数が多すぎる、価格がボッタクリという問題はここでは触れません)

私はコーエーのゲームが好きで昔から結構買ってますが、そんな愛好者であってもおかしいと思うところはおかしいと言っていかないと今後更に変なことになりかねません。

本作三國志14は本体のみの評価はとても良かったのにDLCを出すことで評価がどんどん下がっていってしまいました。

素の状態ではとても良い評判だったのにDLC販売が増えることで「なんだ結局いつもの拝金主義のコーエーかよ」ってなったのは非常にもったいないことだと思います😥

コーエーの体質はもう簡単には変わらないのかもしれませんが、そろそろDLC商法に頼らずメインタイトルのみで最高のものをリリースするということを目指してほしいです。

将来出るであろう三國志15がよいものとしてリリースされることに期待したいです。


なおバニラ版の三國志14を何進でスタートしたAARですが、

PKを外して続きをやることも考えたのですが、今後三國志14はPKありでずっと遊んでいくと思うので現状の何進AARはやめて最初からやり直すことにしました。

何進でやり直して続けるのか、他のシナリオに行くのかはまた考えたいと思います🤔

それでは( •ܫ•)


今から買うならwith PKの物が良いと思います。

PC(Steam版)

PKとセットのもの

PK単独のもの

三國志14 パワーアップキット
コーエーテクモゲームス

PS4版

Switch版

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