Steamのゲーム、Volzerk : Monsters and Lands Unknownを遊んでみた感想です。
本作は2022年1月25日にリリースされたゲームです。
コロプラが開発とパブリッシングを行っています。
以下、マイクロソフト Xbox360コントローラーで遊びました。
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よく出来ていて面白いゲームだと思う
Volzerk : Monsters and Lands Unknownはどんなゲーム?
Volzerk : Monsters and Lands Unknownはモンスターが生息する謎の島で冒険を繰り広げながら、かつて君臨したモンスターの王の行方を探すというアクションRPGになっています。
ストーリーとしては、主人公は子供の頃、島のモンスターの長であるドラゴン型のモンスター ヴォルザークと出会います。
その時彼?は魔神との激闘の末、瀕死の状態になっていました。
ヴォルザークを励ます主人公でしたがその時、突然彼の体が光り輝き、10の光球が生み出されます。
その一つは主人公の体内に吸い込まれ、残りの球は宙に上がり島のあちこちに飛び去っていきました(この辺ドラゴンボールで神龍が去る時のアレにそっくり)。
その10年後、成長した主人公フィーナは島のモンスター生息調査と保護に携わるレンジャーに就任。
あの日別れたヴォルザークと再開することを夢見ながら、様々なモンスターとふれあい、仲間と協力しながら島の秘密を解き明かしていく―というのが主な展開のようです。
Volzerk : Monsters and Lands Unknownを遊んだ感想
以下いくつか項目をあげてゲームを遊んだ感想を書いてみます。
基本無料のゲーム
本作は基本無料で遊べます。
課金要素は私が見た範囲では仲間キャラクターを購入する要素のようです。
見た範囲では、ガチャではなく自分でキャラクターを選ぶ形式なので能動的に取捨選択できるのは好印象に思えました。
ただ多くの仲間が居たほうが育成が有利になりそうなゲーム性なので、しっかり遊ぼうと思えば課金額としてはやや高めになるのかもしれません。
課金額
キャラランクごとの課金額を載せます。
パッケージクエストが遊べる複数キャラのセットパック 2800円
星4 1500円
星3 480円
星2 ゲーム内通貨で購入可能(通貨で買えるのはこのランクだけのようです)
日本語に完全対応
本作はコロプラ製作のゲームであり、正直なところ中身はほぼほぼソシャゲですので日本市場向けだと思います。よって日本語が最初から実装されています。
ムービーシーンでボイスもありますが、リップシンクはされていませんのでキャラクターの口の動きとセリフはあっていません。
綺麗なグラフィックなのにここはちょっともったいないと思いました。
またイベントシーンのボイスはパートボイスであり、フルボイスではありませんでした。
グラフィックはパッと見で綺麗だが、ソシャゲ向けであってPCゲームとしてはやや劣る
キャラデザはパッと見、原神や幻塔っぽく、そして綺麗なグラフィックになっています。
が、よく見るとタイトル画面の時点から、どうも小さいスクリーンサイズを想定して作ったのかPCモニターで見ると粗さが目立ちます💦
ゲーム中のキャラクターもパッと見は綺麗なんだけどジャギーが目立ったりちょっとPC向けとしては惜しい気がしました。
もし可能ならもう少しグラフィックをPC用に調整すればもっと人気が出そうだと思いました。
ただその粗さを光源処理でうまくカバーしてあり、遊んでいくうちにあまり気にならなくなったというのが正直な感想です。
コントローラーサポート
本作はゲームパッドにもほぼ対応してると思われます。
Steamでは「部分的コントローラーサポート」の表記になっていますが、私が序盤を遊んだ範囲ではフルコントローラーサポートと言っても良いと感じました。
マウスに該当する部分はパッドのスティック操作で問題なくできます。そして本作はこのアナログスティックによるマウス代わりの操作がとてもスムーズで良いと思いました。
こういうスティックでマウスポインタ動作を割り当てるゲームだと得てしてうまく動かずにイライラする事が多いのですが、このVolzerkはその点とてもよく作られています。
この様に全体を通してパッドで気楽に遊べるのは本作の良い点だと思いました。
ただ左アナログスティックではドリフティングが発生します。
※ドリフティングは私の使っているコントローラーが古いせいもあるのかもしれませんが、ドリフティングが全く発生しないゲームタイトルの方が多いので、どこに原因があるのかはよく分かりません。
気になったのはフィールド視点操作の右スティックに対して上下・左右の反転設定がメニュー画面に無い点です。
ここは簡単に機能追加できる箇所なので設定を追加してほしいと思いました。
またキーバインドの設定があるようなのですが、実際にはグレーアウトされていて何も行えないという謎仕様です。
このような中途半端な状態でリリースしてあるのは残念です。
比較的簡単に遊べるアクション性
本作はテイムできるモンスターを倒すと仲間にできるという、モンハンとポケモンを足したような要素があります。
戦闘はAボタンで回避行動、Xボタンで通常攻撃、LB+任意のキー(キャラのスキルによる)で特殊攻撃、ドライブゲージを溜めてLB+RBの同時押しで必殺技という感じになっています。
なおLB+任意のキーの技については最初は主人公の操作時にチュートリアルで説明がありますが、別のキャラは組み合わせるボタンが違うのか技が出ず、これに関する説明が一切ないのでなんで技が出ないんだろうか?と戸惑ってしまいました😥
チュートリアルの話題ついでにここで触れますが、
ガチャというかキャラ取得自体のチュートリアルはありますが、チュートリアル後にメニューのどこからキャラ取得画面に行けるのか全く説明がありません。
このゲームはチュートリアルはあるのだけれど、部分的に大切なところが抜けており詰めの甘さを感じました。
アクションに話を戻すと、そこまで難しくなくアクションゲームが苦手な私でも問題なく遊べました。
ただ味方のHPは画面の端に表示されているため、戦闘時に目で確認しにくいのは気になります。
せめて画面中央下部に表示してほしいです。
無課金でも遊べるけど厳しそうな雰囲気は感じる
序盤1時間ほど遊んだ段階ですが、本作は
- メインストーリー
- キャラクターごとのシナリオクエスト
- なにやら特別なミッション(まだグレーアウト状態)
という感じで遊べるようです。
メインストーリーが無課金のみでどこまで進められるかはわかりませんが、先述の通りゲーム内通貨で味方にできるキャラクターは最低ランクの星2の人員だけとなっています。
今のところ、後は全て有償しか手がないようです。
そのキャラに関してですが、本作は
- モンスターを仲間にする
- そのモンスターにキャラクターがスキルを教える
- 強いキャラクターでないと強いスキルを教えることができない
という仕組みになっており、ここにキャラクター課金への導線が引かれています。
なので主人公や初期の仲間と及びゲーム内通貨で入手できるキャラクターだけではモンスターのスキル取得に少なからず限界があり、無課金でそのまま進めていくのはちょっと難しそうな雰囲気は感じました。
またキャラクターには個別のシナリオクエストが設けられており、各キャラ1話までは未所持でも無料で行えるようですが、連続クエストを全て達成することで特別な恩恵があるようです。
つまり多くのキャラクターを仲間にしてそのクエストをこなすことがゲームを有利に進める導線になっています。
このように課金を求められる要素がふんだんに盛り込まれているのが特徴です。
キャラクターに声を当てている声優は有名所から、まだこれからーという方まで結構多人数が参加しているようです。
おわりに
Volzerk : Monsters and Lands Unknownを少し遊んでみた感想でした。
一つ私が一番大きく気になったのは本作のタイトルです。
Volzerk : Monsters and Lands Unknown
と全部英語なんですが、これ現状日本語しか実装していない日本向けのゲームになっているのにタイトルを全部英語にする必要あったんだろうかと思います。
子供は分かりにくいですよね😥
今後世界展開を狙ってこのようにしたのかもしれませんが、まずは日本のユーザー向けに足元を固めた展開してほしいです。
まとめると本作はグラフィックはまずまず綺麗で日本人受けしそうな感じですし、アクションゲーム要素もそこまで難しくはなさそう、と気軽に遊べて面白いゲームだと思いました。
またモンスターを仲間にして自分と一緒に冒険できるというのも良いですね。
マップに登場する全てのモンスターが仲間にできるわけではないですが、仲間にできるモンスターにも同じ種類でも強い個体がいるなど、コレクター要素もあるようです。
課金をどのくらい求められるかについては、今回そこまでやり込んでいないので正確なところはわかりませんが、基本無料ゲームなのですから収益を上げるためには…と考えれば自ずと答えも出るのではないでしょうか。
パッドで楽しく遊べるのでモンハンもポケモンも好きな方はより楽しめそうだと思いました。
以上、Volzerk : Monsters and Lands Unknownを遊んだ感想でした。
それでは( •ܫ•)