2020年のSteam旧正月セールで買っただけで積んでた( -_-)、
三國志13 with PK
をやってみたのでその感想・レビューなど書いてみます。
今からこのゲームを遊ぶ人が果たしてどのくらいいるのかは分かりませんが
Steamでのセール時には価格もだいぶ下がるようになってきましたし
とりあえずなにかの参考になれば幸いですm(_ _)m
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[文中の画像出典元:コーエーテクモゲームス 三國志13 with PK Steam版]
私と三国志
この項はどうでもいい私事なので興味ない方は飛ばしてください。
私の三國志の知識は
- PS版の真・三國無双4と6を買って遊んだことがある
- 吉川英治の三国志を1巻の序盤で挫折
- 横山光輝の三国志を1巻だけ読んだ(劉備がお茶を買って帰ってお母さんに怒られる)
- 北方謙三の三国志を全巻読んだ
- 映画「レッド・クリフ」をIもIIも映画館まで観に行った。
周瑜が兜を被るとガレッジセールのゴリっぽいなと思った。あとIIの邦題ってもう少しなんとかならんかったのかと(´・ω・`)
という感じです。
なので私の中で三国志の人物像はほぼ北方版のイメージで出来上がってます。
劉備が人徳だけではなく、わりかし苛烈な性格
司馬懿がかなりアレ(詳しいことはとてもここでは書けない内容なので読んでください)
という感じですね。
という事で北方版は五丈原で終わってるので、
孔明死後の人物・流れについてはほとんど知りません(´・_・`)
なお三国志で一番好きなセリフはこれです。
こんな事、一度でいいからガツンと言ってみたいですな(›´ω`‹ )
三國志13の英傑伝をプレイした感想
前説:三國志13の英傑伝モードについて
三國志13にはモードがいくつかありますが
今回はチュートリアルを通して三國志のお話をざっくり追いかけることのできるモード、英傑伝を遊んだ範囲での感想です。
私はゲームの三國志シリーズをやるのがほぼ初めてなので、
まずはチュートリアルからやってみることにした次第です。
なお私は間違って⬆の画像、
趙雲・董卓の載ってる「英傑伝・外伝」から始めてしまいました。
こちらの英傑伝・外伝はPKで追加された要素を学ぶモードなので
いきなりこっちからやると詰みはしないものの、
これって次はどうすればいいの?と判断に困る所が少しありました。
ですので私のようなシリーズの完全初心者は通常の「英傑伝」からやったほうがいいと思います( -_-)
これを書いてる時点で私は英傑伝の最終話
200年3月の曹操VS袁紹を描く「官渡死闘」はクリアできてません。
ご了承ください。
UIは信長の野望 創造 戦国立志伝に似ている
三國志13を初めて遊んですぐに思ったのが、UIが同じコーエーの
信長の野望 創造 戦国立志伝に非常に似ている点。
この2つは2016年のほぼ同じ時期にリリースされているのでリソースの使い回し開発の効率化のために共通の要素があるのかもしれません。
私は信長の野望は戦国立志伝しかやったことがない&三國志はこの13しかやったことが無いので、両シリーズは過去も似たようなUIだった、とかその辺の事情は分かりません。ご了承ください。
何れにせよこのUIが似ているおかげで私にはとても理解しやすく感じました。
それと同時に「ああこのUIにはあまり期待できないな」とも思いました(´・ω・`)
UIがダメな一例
実際に三國志13をプレイしてUIで困った例を挙げます。
今、⬆の画像で示したように白馬港に胡車児と夏侯惇の軍勢がいます。
左側の顔アイコンをクリックするとこのように拠点に居る全勢力、
今は2つの軍勢の名前が表示されます。
そしてリストアップされた軍勢名をクリックして移動等の指示を出すことになるわけですが、
この状態の時、左の顔アイコンをクリックしてもそれが誰の軍勢なのかが画面では表示されません。
※画像で夏侯惇のテキストがハイライトされているのはマウスカーソルが乗っているため。
三國志シリーズに慣れてる方は、
「ああこの顔グラは誰だな」ってわかるかもしれませんが、
私のような初見プレイヤーだとさっぱり分かりません。
今、上の画像では2軍勢だからまだ良いのですが、
これが1つの拠点に更に沢山の軍勢がいると個別に指示を出すのがかなり厄介になります。
だれがだれかクリック→あ、違った→クリック→また違った…って繰り返さないとわからないんですよね…( -_-)
これは一例ですが、その他にも
- 進軍目的の都市と軍勢のフォントが同じ、色も同じなので判別しにくい。
都市だけ旗アイコンを変える、文字を少し大きくするだけで劇的に見やすくなるのに。 - 人材の移動が素の状態で検索絞り込み等ができないので使いにくい。
一度指定→キャンセル→移動先・移動元を選択し直さないとわかりにい。
などなど、その他随所で三國志13のUIはここはもう少しなんとかならんのかという
コーエー・クオリティのUIになっています。
あともうちょっとだけ頑張れば劇的に遊びやすくなるのに
そこを頑張らなくて手抜きですませるのがコーエーの伝統芸なんですよねえ( ´Д`)
命令書システムでマイクロ管理量を減らしているのは良対応。だがそれでも忙しない。
プレイする立場(役職)にもよりますが、
基本的に三國志13では命令書という配下(自分も)に指示を出すシステム
を通じてゲーム内の内政を行っていきます。
この命令書の枠数には限りがあるので、
プレイヤーのマイクロ管理量を減らすことに繋がっているのは良い点だと思いました。
ただ、命令書で制限をかけてもかなりやることが多くて忙しない印象を受けます。
命令書自体は良いシステムだと思うのでここをもっと突き詰めれば更にいいゲームができると感じました。
よく分からないバグのようなものがある
バグなのかなんなのか分かりませんが、
- 英傑伝で孫権プレイ時に「訪問」が一切できない。
- 戦闘中に孫権の部隊に何も指示が出せずオートになる。
という状況がありました。オートについては
孫権以外の部隊が先に目的の都市に到着して、攻撃をスタート。
孫権が微妙に離れていたので采配戦闘をするか問われず、オートになる→孫権が遅れて戦場到着→采配画面が出てくる→孫権の部隊は操作できず、それ以外の部隊は操作できる
という内容でした。
これらが孫権の英傑伝ならではの演出なのか、それとも根本的になにかがおかしいのかは分かりません。
ちなみに私は孫権シナリオの最終盤で劉表(厳密には相手は黄祖)との戦闘に備えて曹操に対して外交→同盟→劉表に対する出撃以来→OKをもらう、まで行ったのですが、
孫権軍が黄祖を攻撃しても曹操は軍を派遣せずに傍観してました(その後曹操が出撃以来に応じなかったことで他国からの評判を落とす事に)。
これもバグなのか、英傑伝で縛りがかけてあるのかなどは不明です(´・_・`)
史実(演義)に忠実とは限らない
英傑伝の最後、曹操VS袁紹を描く官渡の戦いがありますが
その序盤に関羽対文醜の一騎打ちが自動発生します。
で、その一騎打ちは見ているだけでプレイヤーは何も介入できないのですが
我が軍の関羽は文醜にあっさり負けてしまいました。
で、関羽の部隊が曹操早々に壊滅しかかるという状況に。
関羽が文醜ごとき(失礼)に負けるとかありえねー(´・ω・`)
三國志13はどうも一騎打ちの要素がランダム性が高いような印象を受けました。
孫堅の英傑伝で長安で黄金の玉璽を拾って「我々は家に帰るで~」って袁紹に告げた後、
孫堅と追手の一騎打ちが発生するのですが、そこで勝つために5回もやり直しました( ´Д`)
おわりに:ガチガチのストラテジーというよりキャラゲーとして気楽に遊べば良ゲー
コーエーの他の歴史ものにも言えることですが、三國志13はガチガチのストラテジーとしては作りが大雑把なので硬派な歴史シミュレーションを期待するとちょっと肩透かしかもしれません。
結局、自分の軍団の人数を増やしてそれをぶつけて領土(都市)を落とすという繰り返しなんですよね。
なのでこのゲームはあくまでも三國志のキャラゲーとして楽しめばよいかと思います。
そしてキャラゲーとしてはとても優れたゲームだと思います。
今回、英傑伝の範囲では少ししか体験できませんでしたが、
三國志13は一人の武将として生きるという遊び方ができます。
最新作の三國志14は君主プレイなので、この一兵卒で生きる遊びが出来ないんですよね。
私はこの一兵卒から~の方がなんとなく好きなので14がすでに出てるのに13を買いました。
この武将プレイモードについてはこれから体験してまた感想など書いてみたいと思います。
画像のように曹操が赤壁で死んだというifシナリオもあるようです。
こういう仮想歴史で遊ぶのも楽しそうですね。
以上、シリーズ初心者が三國志13 with PKの英傑伝を遊んだ感想でした。
それでは( ゚д゚)ノ