The Warlock of Firetop Mountain (火吹山の魔法使い) Steam版 紹介・動画

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PCゲーム

The Warlock of Firetop Mountain (邦題:火吹山の魔法使い)
のSteam版をプレイしてみましたのでその感想と動画紹介など( ゚д゚)ノ

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The Warlock of Firetop Mountain (邦題:火吹山の魔法使い)Steam版~名作ゲームブックをデジタルゲーム化

The Warlock of Firetop Mountainは日本でもファンの多い
名作ゲームブック「火吹山の魔法使い」をコンピューターゲーム化したものです。

・・・と書きつつ、私自身は「火吹山の魔法使い」自体を知らなかったのですが
子供の頃はゲームブックを何冊も遊んで育った経緯がありますので
ゲームブックのPCゲーム化という内容に非常に興味があり
この度Steam版The Warlock of Firetop Mountainを購入しました。

まず、ゲームブックとは、何か?(ねっとり)

The Warlock of Firetop Mountainの紹介の前に
最近ではゲームブック自体を見かけることがほとんどなくなりましたよね。
考えてみれば私も随分と長い間見たことがありません・・・(´・ω・`)

ゲームブックを簡単に説明しますと、

まず名前のとおり媒体は紙の本です。
本を1ページ目からめくって物語をスタートさせると、
ストーリーの途中で選択肢が現れます。

そして

  • 選択肢Aの場合は○ページへ進む
  • 選択肢Bの場合は△ページへ進む

といった具合に分岐・分岐を繰り返していき、
その結果途中でゲームオーバーになったりうまく行けばエンディングにたどり着けるといった仕様になっています。

おそらくは元々TRPG(テーブルトークRPG)がベースにあり、
TRPGが実際に人間が複数人数集まらないと遊べない
(1人で遊べるTRPGとしてT&Tなどもあるのですが、その辺りの説明をすると話がまた長くなるので今回は省略)
というデメリットを解消するため、このようなブック形式のRPGと呼べるような存在としてゲームブックが登場し発展してきたのだと思います。

私も小学生のころ何冊もゲームブックを持っていて何度も何度も繰り返し遊んでいました。
当時はファミコンのゲームソフトの内容から発展・拡張させたゲームブックが数多く出版されてました。
一番記憶に残っているのはこの「がんばれゴエモン」のゲームブックです(・∀・)

The Warlock of Firetop Mountain 概要

プレイ動画を録画してみました。

まずプレイヤーの分身となるキャラクターを選択し、チュートリアルを経た後冒険をスタートします。

最初に選べるのはこの4人

最初選べるキャラクターは4人だけで、残りはゲーム内でポイントを貯めてアンロックしていくという形式になっています。

グレーのキャラはポイントを貯めてアンロックします

ストーリーや戦闘の途中ではサイコロを振って出目で結果が変わるというTRPGのダイスロールの概念が取り入れられています。

色々試してみたところ、同じポイントに差し掛かったときでもダイス判定がある時と無い時があったのでそのあたりにランダム性が取り入れられているようです。

ゲームはとにかく分岐・判断・選択の繰り返しで進行していきます。
このあたりの進行具合が、まさにゲームブックをやっているんだなぁという感じになりました。

常に選択の連続です

戦闘はシビア

戦闘に関しては、プレイヤーは一人なのに対して敵が複数になることも多く、割りとキツめの印象です。

また敵の攻撃範囲が初見ではわからないため、戦闘開始直後の立ち回りをどうすればいいか判断が難しく感じました。

手に汗握る巨大な敵との戦闘

1対2まではなんとかなりますが敵が3体以上になると格段に難しく感じます( ´Д`)

1対4でボコボコにされる図

ただ、今回使用したキャラが初期選択のヒーローだったので、
アンロックしてより上位のキャラを使えばもっと楽になるのかもしれません。

ここをこうして欲しかったなぁという点

中断が出来ない

私が遊んだ範囲ではゲームの中断という方法が見当たらず、結局最後ゲームオーバーになるまでずっとプレイを続けるという事になりました。

冒険の開始時にはゲームオーバー時に
途中のチェックポイントとして出て来る「切り株」のうち最後に立ち寄った箇所で復活できる
アイテムを3つもらえるのですが、それらを使い切ってしまえばそこで終了です。

※動画内ではプレイ時間がかなり長引いてしまったので復活せずにそのまま終了にしています。

元々がゲームブックという性質上難しいのかもしれませんが、
私は冒険を途中で切り上げて街に戻る→再出発。
あるいは街でプレイヤーの切り替えという選択肢を
用意しても良かったんじゃないかなぁと思います。

最大のネックは日本語が無い点

The Warlock of Firetop Mountainで一番の難関が、
やはり日本語が無いという点だと思います。

なおSteamのコミュニティにて

製作者サイドから、日本語に対応する予定は無いとの発言がありました

ので公式日本語化はほぼ期待できないと思われます。

となると有志による日本語化に期待したいところですが、
この記事を書いている時点では日本語化パッチなどはなさそうです。

英語の内容は辞書を引いたりGoogle翻訳を使えばなんとか理解できる範囲だとは思うのですが、
いかんせん元々がゲームブックという仕様上、テキスト量がかなり膨大です。
なので全てを翻訳しながらストーリーを追おうとするとかなり労力を要します。

なお「火吹山の魔法使い」の日本語版ゲームブックを持っていればストーリーはほぼ理解できるらしいのですが、
ゲームブック版にはない選択肢がThe Warlock of Firetop Mountainにはあるそうです。

感想

独断と偏見による採点:70/100点

The Warlock of Firetop Mountainはやはりストーリーを追う楽しみが大きいと思いますので
英語が理解できないとその楽しさも半減だと思います。

なのでもし私が英語がとても良く理解できる人だったら90点ぐらいをつけていたかもしれません。

英語が理解できないと、結局何度もプレイして選択肢を覚えて潰していく
という作業ゲーになってしまうんですよね(´・ω・`)

ただ、ゲームブックをPCゲーム化したというコンセプトは素晴らしいですし、
英語がわからなくても楽しめる要素はいっぱいあります。

誰にでもおすすめというわけにはいかないかもしれませんが、
子供のころゲームブックで遊ぶのが大好きだったり、
ボードゲームが好きだ!という方にはビビビと来るんじゃないでしょうか(・∀・)

それから、私は遊んでいて
ああこれは「ソード・ワールドSFC」が雰囲気として近いんじゃないだろうか?
と感じました。
The Warlock of Firetop Mountainではプレイヤーキャラが1人な点は異なりますが、
なんとなくあのソード・ワールドの独特な雰囲気に似ていると思います。

ですので当時ソード・ワールドSFCが好きだった人もそこそこ楽しめるかと思います。

以上、Steam版 The Warlock of Firetop Mountain (邦題:火吹山の魔法使い)のレビューでした( ゚д゚)ノ


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