ASrockのグラフィックカード=グラフィックボード=VGA
Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OC
を購入しました。
新品で43,000円弱と激安になっていたので思い切って買いました💸💸💸
ということで、この記事ではASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCの初見&ちょっと使った時点での感想・レビュー、
またNVIDIA→AMDのグラフィックカードに切り替えるための作業手順で気をつける点などを書いてみます。
私と同じ様に、脱NVIDIAしてコストパフォーマンスに優れたAMDのグラボに切り替えたいなぁと考えている方の参考になれば幸いですm(_ _)m
なお大手サイトのようにfps等の比較検証などはありません。
ただの市井の民である私が買った、使った、どげんなったという感想です🙂
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今、この時期にグラフィックカードを買った理由
まずなぜRadeonを買ったのか、そしてそのRadeonにしても新製品がもうすぐ出ることがわかっている今この時期にグラフィックカードを購入したのかについて述べますと、
- 私の環境はフルHD。フルHDなら6600XT、6650XTで十分
- 今使っているグラフィックカードGTX1060 6Gはもう3世代前になる(とってあったレシートを見たら丁度5年前の11月に米アマで買ってました😮)
- AMDはモデル末期、NVIDIAは新世代が出たばかりなので現行や旧型の値段がここ数ヶ月でかなり下がってきた
- NVIDIAはもはや
ボッタクリ高すぎてコストパフォーマンスが極めて悪い - 私レイトレとか、ボッタクるための口実で全くの無駄だと思っている(好きな方はスミマセン💦)。
そもそも私がやるようなゲームにレイトレが威力を発揮するものがあまり無いので要らんというスタンスです。
というのが理由です。
私は長いことNVIDIAのグラフィックカードを使ってきましたが、最近の同社を見てるともうGeForceは買えないかなぁという印象です。
まず価格が高すぎますよね。
日本の各種メディア・ライターの方々はGTXからRTXになった2000番台の頃から「レイトレがついてて性能も上がってるからその分価格も高いのだ、それを受け入れろ」的な論調の提灯記事で擁護ばかりしてますが、私はレイトレなんて望んでないし、NVIDIAは客観的に見て価格が性能に対してボリすぎだと思います。
マイニング云々はあるとしてもそもそも元が高い上にア◯クが酷い。
つーか何が必要か、それに対する価格はいくらが適性かは消費者が決めることであってライターやメディアが意見を押し付けるのは違うでしょと思うんですけどね😥
なのでグラボの新規購入対象から早々にNVIDIAは候補から外し、数年前からずっと次はRadeonを買うつもりで時期を探ってました。
一方AMDのグラボにするにしても、思い切ってワンランク上の6700XTや6750XTにするかも迷いました。
しかしフルHD環境なのでそこまでの性能は必要ないかなぁと思い止めときました。6600XTでメモリ12Gってのがあれば一番良かったんですけどねえ。
また6700系の価格を考えると本年11月半ばにSapphire PULSEの6750XTが39,800円っていう、信じられないような激安セールがありましたが、それ以降は結局6700XT、6750XTは安くても6万円台前半ほどの価格になっています。
で、ちょっと6万円オーバーはグラボには出せないです😥
加えて6700系は電力とパフォーマンスの良さのバランスが6600系ほどではないそうなので消費電力を抑える意味で6600XT系を候補にしました。
(電圧を下げる方法もあるようですが、あまり過剰に下げることはメーカー推奨外でしょうしね)
ただ、今回ASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCの購入に際して懸念材料もありました。
- Radeonの次世代、7000番台は性能がかなり向上すると言われている
- 7000番台は価格も上がると言われているけど、実際どうなるかはいざリリースになるまでAMDの人以外には分からない。性能比で思いの外安くなる可能性だってあるかもしれない。
- Radeonのドライバが果たしてどうか?
- 私が遊ぶゲームはNVIDIA準拠のものが多い(これはどうなるか今後要検証)
- ASrockのグラボってどうなのかよくわからない(同社にはマザーボードのイメージしか持ってない)
- ASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCのレビューがどこにもない😥(これが一番デカい😂)
という感じです。
Radeonの次世代7000番台はかなり性能が良くなるという噂がずっと流れています。
それにあと半年もすれば現実的な購入対象である7600XTや7700XTも出そうな感じなので、その時に「やっぱり待てばよかった、悔しかー(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥)੭ु⁾⁾」となる可能性もあります。
けれどもこればっかりはどうなるか分かりませんよね。
そもそも新型は出てすぐは値段も高いでしょうし、価格が熟れるのに半年ぐらいかかりそう、となると実際帰るのは来年の今頃かも…?🤔
流石にそこまで1060で引っ張るのはもう辛そう…💦
なので価格の下がったモデル末期を今買うことにしました。
じゃあ6600XTじゃなくてなんで6650XTにしたんか?というのは、
単に今回買った6650XTが激安だったのと、6600XTよりも気持ち程度性能を求めたからで、ぶっちゃけフルHDなら6600XTで十分だと思います。
ということで総合的に判断してASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCを購入しました。
ただいざ届いて組むまでこのグラボ自体のレビューがどこにもないので
実際大丈夫なのか?って不安はややありました。
妙に安いこともなんだか不安を煽ります😥
ASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCの紹介
ASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCの公式サイト情報はこちらです。
トリプルファンで30cmほどのカードになります。デカいです。
私のPCケースはLianli O11 Dynamicの白を使っとります。
Lianliの公式ページ
で見ると
長さ420mm、高さ159mmまで入るとのことなので大丈夫みたいです🙂
また私のマザーボード、ASUS ROG STRIX B450-F GAMINGの場合、SATAポートとこのグラボをPCIスロットに刺すとグラボ先端の位置がもろに重なりますが、結論から言うと使ってるSATAケーブルが真横に出るタイプなので何ら干渉しませんでした。
で、届いたブツです。
販売代理店はCFD社でした。見た瞬間、◯スクじゃなくて嬉しかったです😝⬅
保証は2年保証と箱横にシールが貼ってありました。
箱を開けてみます。
トリプルファンなのでとにかくデカイです。デカ過ぎんだろ…という感想しか出てこない💦
これまで使ってたEVGAのGTX 1060 (6G)はシングルファンだったので余計に大きく感じます。
PCパーツによくある帯電防止と思われる袋にシールで封留めがしてありました。
外観はこんな感じ。
このASRockのPhantom Gamingシリーズは6700XT以上の上位モデルになるとトリプルファンの回りにシルバーのプレート飾りが付きます。
私はむしろそのシルバーが無い方が好みで、ファントムシリーズの中では今回買った6650XTのみプレート無しで落ち着いた雰囲気なのが好印象です。
もっともライザーカード等で起こさない限り、組めばファンの周りは見えなくなるのでそこまで気にしなくても良さそうですね🙂
組んだらほぼ見えなくなりますが、中央にあるファンはLEDで光ります。
またサイドにもLEDの発光ドレスアップ機能があります。
こちらのサイドバー発光は組んだ時に見えますね🙂
これならライザーカードを使って立てて飾るのもいいかもと考えています。
⬆この商品ってグラボを斜めに角度調整して固定できるようなので、こういうので飾ればドレスアップ効果バツグンかもしれません。
裏はこんな感じです。バックプレートがあります。
バックプレートがあるグラボを使うのは初めてなのですが、ホコリ対策になって良いですね。掃除も楽そう🧹
なのASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCの箱の中身はグラフィックカード本体と説明書だけでした。
ステッカーとか余計なものが何もなく、私はシンプルで良いと思いました🙂
ゴミも少なくて済むのでいい感じです。
NVIDIA→AMDに切り替えるための事前準備
さて今回私はNVIDIAのGeForce GTX 1060(6G)からAMDのRadeon RX 6650XTに交換します。
NVIDIA社とAMD社で会社・製品が全く異なりますので、もう必要ないNVIDIAグラフィックカードのドライバがPC内に残っていると良からぬ不具合を起こす可能性があります。
そこでグラフィックドライバを綺麗に消してくれるツールDisplay Driver Uninstaller(通称DDU)を使います。
Display Driver Uninstaller 公式サイト(wagnardsoft.com)
以下、当記事執筆時において最新版である18.0.5.8版で進めます。
公式サイト記事内にある、上の画像で赤枠で囲った箇所をクリックするとページ遷移しますので、下にスクロールして
Official Download Here
の箇所をクリックするとローカル環境にDDUがダウンロードされます。
あとはそれを解凍してDDUを起動するのですが、その前にAMDのサイトからRadeonのドライバも先にダウンロードしておきましょう。
ご自身の環境に応じたドライバを公式サイトのこのページで探します。
今回はWindows 10 64bit、使うグラフィックカードはRadeon RX6650XTです。
まずRadeonの型番を選びましょう。
ここで間違えてダウンロードすると後から大変なことになるので慎重に選択デス🙂
「送信」を押してドライバのページに移動。
OSはWindows 10 64bitなのでここも慎重に選択。
現時点で最新のAdrenaline 22.11.1をダウンロードしました。
Optionalですが、AMDはOptionalであれば入れるの推奨とどこかで読んだ覚えがありましたし、更にこの前のドライバとなるともう5月のもので半年前なので😥、最新版にしました。
DDUとRadeonのドライバが用意できたのでNVIDIAのドライバを綺麗さっぱり消す作業に移ります。
DDUはPCをセーフモードで起動した状態で作業することを推奨しています。
なのでPCのスタートメニュー→設定→更新とセキュリティ→回復→PCの起動をカスタマイズするの項にある「今すぐ再起動」→その後ブルー背景の画面が出てきますので→トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定→次にずらずらっと選択肢が出てきますからここで4番のセーフモードを選びます。
5番のセーフモードとネットワークは止めておいたほうが良いと思います。というのもネットワークを有効にしてDDUの作業中にネットワーク経由で何らかのダウンロード作業でも入ると影響が出るかもしれないからです。
セーフモードでPCを起動するわけですが、ここで私が調べた情報ではWindowsにログインする際にPINでのログインができず、マイクロソフトアカウント等のパスワードでのログインが求められる―と触れているサイトがありました。
ただ今回私が作業した時は普通にPINでのログインができましたので人による環境の違いなのか、あるいはWin10のバージョン等で異なるのかもしれません。
ということでセーフモードでWindowsにログインしてDDUを起動します。
まず最初にTOPメニュー左端にあるオプションのところを開きましょう。
オプション選択はこれまたいろんなサイトがいろんな事を書いてあるので何が正解かは分かりません。
ですが私はこのようにしました。
考え方の基本コンセプトは、非推奨以外はチェックする、一番下はなんか良う分からんから触らんどこ、です。
AMDの項ですが、この時点でAMDのグラフィックドライバ関係は何も入っていないはずですが、私はCPU・マザーボードがAMDなのでもしかするとなんか要らんのが入ってるかも?と思って一応チェックしておきました。
オプション画面を閉じて元の画面に戻ります。
まず右の1⃣のところで今回クリーンする対象であるGPU、NVIDIAを選択。
次に左の2⃣のところに選択肢が上から3つあります。
一番上の削除して再起動(強く推奨)を選ぶのがベストの様に見えますし、実際ここを選ぶように説明しているサイトも多いのですが、
今回はNVIDIA→AMDとメーカーごと変更ですので、一番下の
削除してシャットダウン(新しいグラフィックカードをインストールする場合)
を選択します。
※いろんなサイトで一番上を推奨しているのは同社同士のグラフィックドライバをクリーンインストールする場合に有効な方法かと思います。
2⃣の削除してシャットダウンを押すとクリーンアップ作業がスタートします。
最初止まってるのかしら?と感じるかもしれませんが、動作状況がログの所に表示されますのでそこで動いていることが確認できると思います。
DDUの作業が終わると自動でWindowsがシャットダウンに入ります。
ここでWin10あるあるの、DDUが起動中で邪魔してるからシャットダウンができませんという文言が出ます。
その時キャンセルボタン等が表示されますが、そのままじっとしばらく待てばWin10が勝手にDDUも終わらせてシャットダウン作業が継続されますので何も手を触れないほうが良いと思います。
シャットダウンしたら、PCの電源ケーブルを本体から抜きます。
その後机等の金属に触れて体に纏った静電気を逃してからPCケースを開け、グラフィックカードの交換作業を行いました。
取り付けもあっさり完了。
さてASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OCですがあまりの巨大さにびっくりしたものの、厚さはこれまで使ってたシングルファンのGTX 1060と同じ2スロット分の金具(PCケースの裏の留めるところ)しか使いませんでした。
なので厚さとしてはあまり変化ない印象です。
ASrockのサイトによると2.4スロット占有とのことなので厚みとしてはそこそこコンパクトかと思います。
ただ長さがあるため取り付けたそばからPCIスロットから先に行くほど若干下がっている印象はあります。
将来的にPCIスロットに負荷がかかる可能性はあると思うので、ゲーミング割り箸等で応急処置しておくか、ゲーミング・テグス(笑)で吊るなどした方が良いかもしれません。(私は昔、MSIのGTX960が重くてたわんでたのでケースにテグスで吊ってました。)
またこういったオシャレなゲーミングつっかえ棒や
ゲーミングステーといったビデオカードホルダーがあると良さそうですね。
早めになんらかの対策はしようと思います。
電源ON→トラブル発生
グラフィックカードを差し替え、配線を終えたらWindowsを起動します。
まず起動時から画面がそこそこ綺麗に映りました。
昔のWindows 2000とかVista時代のグラボのドライバ消したら640サイズになるとかそういう事はもう今は無いんですね😅
ただ、私はディスプレイ2枚ですが、ドライバが入っていない状態だとメインディスプレイしか映りませんでした。
これは事前にダウンロードしておいたAMDのAdrenalineドライバを当てることですぐにマルチディスプレイ表示になりましたので慌てずにドライバを当てればいいと思います。
一つとても困ったトラブルが起こりました。
私はヘッドセットにSteelseries Arctis 7を使っています。
この無線トランスミッターに有線のスピーカーを繋いで普段使っているのですが、有線スピーカーへの出力先がWindowsのタスクバーから消滅してしまい、音が出せなくなりました。
代わりにAMDなんとか~というのが表示されているのでこれがどうも悪さをしているっぽい。
まず、Windowsのスタートメニュー→設定→サウンドと移動します。
ここで「出力デバイスを選択してください」
の項がありますので、ここからArctis 7を改めて指定してあげるとちゃんとトランスミッターの機能が回復してスピーカーから音が出るようになりました。
以降はPC再起動してもちゃんと設定が反映されているので音の面は大丈夫になりました🙂
ASrock Radeon RX 6650XT Phantom Gaming D 8GB OC初動の感想
トラブルは今のところ無線トランスミッターだけです。
グラフィックカードを交換して数時間PC作業を行い、Steamでソウルキャリバー 6を少し遊んでみましたが(いまだにやってます。好きなので😅)何もトラブルは起きていません。
なんだか拍子抜けするぐらいあっさり乗り換えられてスムーズに使えています。
今のところコイル鳴きも無いです。
グラボの温度も通常使用だと室温18℃で33℃になっており、よく冷えています。
ASrockのグラボってもしかしてものすごく優秀なのでは?🤔と感じています。
それと巷でよく言われているRadeonは赤の発色が良いから…等々ですが、
正直NVIDIAと何が違うのか私には全く分かりません。
私が鈍感なのかもしれませんが、これまでのGeForceと何も違和感なく使えています。
びっくりするぐらい何も変化を感じません😅
(ただ私はf.luxで常時ブルーライトカットモードを動かしているので、その影響はあるかもしれません。)
逆にこの、これまでと何も変化なく自然に使えるというのは私にとってとても大きな良い点に感じています。
今回、長年何世代も乗り換えながら使ってきたNVIDIAからRadeonに交換しましたが、変える前はちゃんと動くのか(失礼)、ASrockって大丈夫なんか(失礼)とか色々不安もあったのが正直なところです。
ですが、いざ変えたら何もなくこれまでの状態が継続される、そしてグラボの性能は格段にUPしたという状況になりとてもよい感じです。
ゲーミング性能等はまた今後色々試していきたいと思いますが、今の段階では何も問題なく動いています。
今回Radeonに変更してみて、私のようにフルHD環境、レイトレにさしたる価値を感じない、NVIDIAは高すぎてどうもこうも困る…という方はAMDに乗り換えるのは全くもってアリだと思いました。
もう少し使ってみてまた感想など、別途書いてみたいと思います。
それでは( •ܫ•)