PCケースを考える NZXT H700 編 ー自作PCへの道#4

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ゲーミングDIY

管理人が、PCを新調しようとああでもないこうでもないとパーツ選びを行うシリーズ第4回。

前回はPCケースの候補を3つに絞ったということで、まずはThermaltakeのView71

について見ていきました。

PCケースを考える Thermaltake View71 編 ー自作PCへの道#3
自作PCへの道第三回目はPCケース選びです。現在使っているケースは作りが古いため今風のケースを買うことに。調査の結果、最終的な候補に残ったケースの1つ、Thermaltake View71について考察。

View 71は全体的にとてもよいケースに思えるんですが、唯一のネックはフロントパネルが簡単に外せそうに無い点・・・( -_-)

そこで一旦View71は保留にして、今回はNZXTのH700を見ていきます。

※記事内の画像はNZXT公式サイトより引用

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PCケースに求める条件・機能(再掲)

前回も書きましたが、今回の自作で管理人がPCケースに求める条件は、

  • ATX対応
  • ミドルタワー。フルタワーでもOK。
  • 側面が強化ガラスで中が見える
  • 将来フル水冷もやりたい
  • 電源は隠さない(これは優先順位低)
  • 予算は1万5千円くらい。いくら高くても2万円以下。

という感じです。

以下はこの条件に沿った考察なのですべての人に当てはまる内容では無いと思います(-人-)

候補2 NZXT H700

NZXT H700の日本公式ページはこちらです。

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NZXT H700 概要

まずは今回の主人公、NZXT H700です。

NZXT H700

実売価格19,000円に近いなかなかのお値段( ̄o ̄;)

NZXT H700シリーズにはネイキッドモデルと呼ばれるベーシックなものと、AIを使ったファンコントローラーがセットになったH700iというシリーズがあります。

NZXT H700i

価格もぐっと上がります。

 

また似たデザインで少しサイズの小さいH500シリーズもあり、そちらもネイキッドモデルであるNZXT H500とAIによるファンコントローラーを備えたH500iがあります。

NZXT H500

NZXT H500i

これらの特徴として、執筆時においてはH500とH500iの価格差は小さく、
もし500シリーズを選択するならばファンコントローラー付きのH500iのほうがお得感があります。

一方H700シリーズについては、H700とH700iの価格差がかなり大きく、
H700iは2万円を遥かに超えるので今回の候補からは外しました。

また管理人はAIのファンコントローラーについて必要ないと思っているのでその辺も候補にしなかった理由です。

そのAIファンコンがいらないと思う理由ですが、

  • 本当に適切に管理できているのか結局エンドユーザーにはよく分からない
  • OSで管理する余計なツールを入れたくない

という点になります。

おそらくちゃんと管理をしてくれるんだろうと思います。
思いますが、管理人にはその効果のほどと、価格差分の価値が見いだせませんでした。

 

H500iでもよさそうだけど・・・

H700シリーズとH500シリーズの価格差、そしてファンコントローラーの付いたH500iのお得感を考えるとH700よりもH500iのほうがかなりコストパフォーマンスに優れたケースに思えます。実際そうだと思います。

そもそも両方共ATXのマザーボードに対応しているのでサイズ的にもH500iで十分そうです。

そんなことから、管理人も最初はH500iで良いかな~と考えていましたが、唯一気に入らないのが500シリーズのケース天面の穴とそこにまつわる機能( -_-)

500シリーズは700シリーズと異なって右側パネルのケース天面付近側面から吸気ができないためこのようなデザインになっているのだと思われます。

公式サイトより画像を引用します。

H500の右パネルのスリットは前側のみ

H700の右パネルのスリットは前と上にある

このH500の天面の穴、ファン1個分しか空いてないので簡易水冷を天面に2ファン分つけられないんですよねえ。
どうせ開けるなら2個分開ければよかったと思うんですが、1個分にとどまったこの天面吸気口がデザイン的に中途半端で、せっかくのシンプルなケースの外観の良さを消してしまっている印象です。

 

以上から候補をH700に絞った上で検討を進めます。

 

NZXT H700の

良いと思う点

  • シンプルで美しいデザイン
  • 白色がある
  • 十分な内部スペース
  • NZXTのパーツで揃えれば統一感が出る

いまいちと思う点

  • 前面と天面パネルがプラスチックの爪で固定
  • 価格が高い
  • 本格液冷を含め公式サイトの情報が今ひとつ

NZXT H700 考察

良い点はなんと言ってもデザインのシンプルかつ美しさ。
スッキリしたPCに仕上げたい人に向いていると思います。

更にNZXTの簡易水冷クラーケンシリーズを組み合わせたり、NZXT製のグラフィックカード用水冷化キットを使った際の統一感は、率直に言って他のメーカーとはワンランク上のまとまりを感じます。

なんというか、NZXTのH700や500のシリーズは全体から醸し出す雰囲気が上品なんですよね。

もし余裕のある方ならケースとデザインの統一化されたマザーボードも海外にはあります(・_・)

 

一方であまり良くないかなぁと思う点は、まず本体ケースの価格が高い点。
加えて上に挙げたような専用パーツ類でまとめるとなると、更に予算がググンと上がります。
が、統一感を出そうとすれば費用がかかるのはまあ仕方ないことですので
それは割り切るしかなさそうですね。

 

と、ここまでは主に価格以外はあまり難点も無くスキのなさそうな構成です。
が、ここからは管理人がちょっとこれは・・・と思った点を挙げます。

NZHT H700の今一つと思う点

前面と天面パネルはプラスチックの爪で固定するタイプ

Thermaltakeの View71もそうでしたが、今回のNZXT H700も同じ様にプラスチックの爪を無理やり剥がして清掃するタイプになります。

かなり高額のケースなのにこの仕様は正直いただけません。
ここは大きな減点ポイント( -_-)

もう一つは

本格水冷に関する情報が今ひとつ

H700の公式ページには本格液冷に対応と謳い文句があります。
が、画像ギャラリーにフル水冷している作例写真が1枚も無いので今ひとつイメージが掴めません。

一応取り付け可能リザーバーサイズ等の情報等はあるのですが、できれば1枚でも良いからフル水冷している時のイメージ画がほしいところ。
これがあると無いとじゃ全然ユーザー受けが違うと思うんですよねえ。

また、NZXTの日本語サイトにはケースのページに仕様書のDownloadリンクすらありません。
正直置いとけと思うんですが、この辺りの情報発信も今一つだと感じました。

なお、本家サイトのH700のページではマニュアルのダウンロードが可能です。

https://www.nzxt.com/products/h700-matte-white

しかも本家サイトなのに日本語で見られます。
じゃあ日本サイトってなんだよと思う( -_-)

なおH700の定価は149.99ドル。日本の定価は23,544円です。

相当なおま値ですね

もちろん輸送コストや保証等も含めて、ある程度日本の価格が高くなるのは分かります。
が、だいたい149.99ドルだって小売が利益の出る価格設定なわけで、原価じゃありません。

まあかなりの価格差設定だと思います。

NZXT H700 まとめ

NZXT H700はデザイン的には非常に素晴らしく、スッキリと美しいPCを組み上げたい場合にはとても良いケースだと思います。

正直値段はやや高いですが、このデザイン性と機能性を考えればなんとか納得できる範囲だと思います。

唯一管理人が気に入らないのはフロントと天面パネルの固定がプラスチックの爪である点。

ここが改善されれば最高のケースだと思うんですが・・・。

Thermaltakeの View 71と同じくまたもやパネル固定の要素で引っかかりました( -_-)

このプラスチックの爪を破壊すること無く安全かつ確実に何度でも取り外しできる方法がわかれば良いんですけどねえ。
2万近いケースを買って万が一あっさり壊れたら辛いですよね(´・_・`)


ということで次回はケース3候補の最後のメーカー、Lian li編です。

それでは ( ゚д゚)ノ


今回の記事の関連商品

NZXT H700

NZXT H700i

※正直、今中古の欄に出てるアマゾンアウトレットのH700iは相当にお買い得だと思います。

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