前節:画期的ゲーミング左手入力デバイス
現在よく使われているゲーミング左手入力デバイスといえば
- ロジクールのG13(廃盤だけど)
- Razer社のもの
- Aliexpressとかでよく売ってる中華キーパッド
というのが実際の選択肢だと思います。
ですが、ラトビアの個人(スタート時は2人組だそうです)が
開発したAzeronという独自のオリジナルキーパッドもあります。
私はロジクールのG13を長年使ってきましたが、
最近ボタンがヘタってきたのと妙な引っかかりが発生するようになって
いつまで使えるか不安な状態…。
そこでAzeronに乗り換えようと
実は5月からずーーーーーーーっと予約購入レースに
参加していましたが海外勢に競り負けて買えず…(詳細は下で記載)。
この度、購入枠が拡大されたことでようやく注文できました。
買ったらネタにして記事を書こうと思ってたのですが、
これでようやく書けるようになりました…( ´Д`)
だって自分が買う前に広く知られたら日本人の購入ライバルが増えるし…というゲス思考。
ということで、この記事では魅力的なキーパッド
Azeronについて簡単に紹介してみたいと思います。
[画像等はAzeron公式サイトより引用]
Azeronとはなにか
Azeronの公式サイトはこちらです。
公式サイトのホーム画面の画像を見てもらったら、もう一発で気づかれると思うんですが
「なんでこのスタイルが今まで無かったんだ!」
というくらい画期的なフォルムのキーパッドです。
画像を引用します。
つまり、左手(右手用もあります)を指を自然に開いた手の形そのままでキーパッドに置き、各指にボタン押下処理を任せるという
人間にとって一番自然(と思われる)設計になっています。
いわゆるWASD移動は親指部分のスティックで操作します。
その他の多数のボタンにゲーム内機能を割り当て、
5本の指を駆使して押していくという操作スタイルです。
指に当たる部分の開き具合、そして距離等(若干だけど)の調整機能が付いています。
キーの割当配置は2パターン分メモリ登録もできるのだとか。
Azeronキーパッドは元々PC用です。
しかしコンシューマ機でもXIMを使ってAzeronをキーボードとして認識させてしまえば動くとのこと。
PS4でフォートナイトやApex Legendsを遊ぶときにも使えそうですね。
※詳しくは公式サイトのFAQの項目「Does this keypad work on a console?」を読んでください。あるいは公式に質問を。
Azeronには現在大きく2タイプの形状があって
- 人差し指と中指部分用にタワー部を設けたClassic
- タワーが無く小型ボタンを導入したCompact
となっています。
またそれぞれに左利き用(Azeronを右手で操作する)も用意されています。
手のサイズにあわせて大きさは2通り用意されています。
適応サイズ等は公式サイトでご確認ください。
総ボタン数はClassicのほうが多いです。
ちなみにAzeronの公式からのお知らせによると、
各指を置く部分にあるボタンの間隔はCompactの方が狭いそうです。
狭すぎて誤タッチしないかがちょっと気にはなりますが、
まあ製品として出ているのでその辺は考慮してあることに期待したいですね。
手のひらを載せる、パームレストには
- フラット
- カーブ
の2種類があります。
この2つの違いは公式によると、
カーブの方がより手を置く形が固定化されるとのこと。
フラットの方が手を置いた時にポジショニング変更の余地があるとのことです。
またAzeron公式のお話では
「カーブであってもフラットであっても手を置いた時の
親指スティックまでの距離は変わらない」ということでした。
また注文する人の統計データによるとカーブタイプを選択される方が圧倒的に多いようです。
ただ、私は
- ポジショニングに余地があったほうが良いのでは?
- 親指までの距離が同じだとしても、カーブで手のひらが固定化されることで自分にとって無理なく親指操作できるだろうか?
と考えてフラットを注文しました。
どっちが良いかなぁ…と迷う方は交換用のパーツという形で
フラットとカーブの両方を同時に本体と注文(追加コスト30ユーロ)できますし、
後日アフターパーツとして購入も出来るようです(サポートに要相談)。
ClassicとCompactのどっちが良いんだろう?
これは私も悩みました( -_-)
が、私自身手が小さめなのと
実際問題、ゲーム中に指をピン!と跳ね上げて
タワー部分のボタンを押せるか?って考えた時に、
これ無理ゲーじゃね?と思ったんですよね。
なんとなく指がつりそう(´・_・`)
あとClassicを机に置いたら、タワー部がモニター見るのに邪魔にならない?ともちらっと思ったんですよねえ。
なので私はCompactを買いました。
ちなみに売れているのは圧倒的にタワーのあるClassicタイプみたいですよ。
ということで私はCompactかつフラット・パームレストという王道に反した道を選んでおります(›´ω`‹ )
最新の購入者統計などはこちらのAzeron公式ブログ記事に載ってますので読んでみると良いかもしれません。
Pre-order Wave Report & Wave 2 Progress
良いAzeronは買えたAzeonだけだ
このようにAzeonはパッと見た感じ、とても良さそうな左手入力デバイスに見えます。
しかしこのAzeron(社)、「物売ってるレベルじゃねーぞ」って感じの販売スタンスおよび運営形式です。
とにかくここ数ヶ月の経緯がむちゃくちゃでした…。
正直なところ、企業としての方針にはちょっと?がつきます。
実際に何があったのかを
箇条書きであげますのでまあ見てやってくださいな。
- 生産数が圧倒的に少ない。1度の予約で枠が100個とか。
- 予約を受け付けずに数週間起きに世界同時タイミングで先着順に購入を競わせる。
- 購入サイトのサーバーが貧弱で即落ち。
- 価格をいきなり釣り上げる。
- 早く手に入れたい人向けに早期発送保証を上積みした高価格版を出す。
※個人的にはこれ自体は生産管理を徹底する意味でそこまで悪いこととは思いません。 - 先着順なのにサイトのタイマー設定がいい加減で、「実は1時間前にスタートしてました。とっくに売り切れたよ遅かった人は残念だったね。」
※正直これが個人的に一番ムカついた( -_-) - 予約開始の数時間前に「今回から値上げするわ」
- 予約開始1時間前に「住所等の入力フォーラム作ったからそっちに登録してないと買えないよ」←しかも正式な通知など無く、いきなり入力ページができてた。
- Paypalは今回から使えなくしたからクレジットカードで決済して。
- やっぱ値段もどすわ→やっぱ値段上げるわ。
- 値段上げたけど、やっぱ左利き用だけ更にもう一声上げるわ。
- 発送方法は普通郵便なくすわ。高額のものしか残ってないけどその中から選んでね。
※日本まで最初は15ユーロだったのに、改悪後40ユーロ以上しか選べなくなりました。クソが(´・ω・`) - やっぱ早期購入保証のコースも用意するわ。こっちの人の分から先に作るんで早く手に入れたいならこっちを選んでね。
- 早期保証以外の人は6ヶ月以内にいつか送るから。3Dプリンターのフィラメント色の関係で発送順は予約順じゃないから。
- 自分のがいつ発送されるかとかは聞いてこないで。自分たちは忙しいから。商品はいつか送るから。
という感じです。
しかもこれ、たった4ヶ月ほどでこんなにコロコロ仕様を変えるという
ハッキリ言って日本人の感覚だとありえないような運営形態です。
まあ正直なところ、
これは買い手の神経を逆なですることをわざとやってその反応を見る、なにかの社会実験なのではなかろうか?
ってぐらい酷かったです( ´Д`)
なので、もし今後Azeron買いたいな~って人は価格が更に高くなったり、急に仕様変更してくる可能性は十分ありますのでお気をつけください( -_-)
おわりに
結局私は早期購入コースではなく、通常のものを買いました。
6ヶ月以内に送ってくれるそうですが果たしてどうなるでしょうか…。
つーかほんとに送られて来るんだろうか。
今回の注文で全購入者のうち、日本からは全体の2%だそうです。
私一人じゃなくて他の同士も日本にいるのかもしれませんね…(・∀・)
次回は何か動きがあったらまた記事を書いてみたいと思います。
トラブルがあってもそれはそれでネタになるので紹介する予定です。
とりあえず来年のゴールデンウィークごろまでには届くと思うので期待して待ちたいと思います。
それからこのAzeron、将来的に現行のものを
改良・パワーアップしたVer2.0的なものを販売する計画がすでにあるとのこと(・_・)
なので、この記事や公式サイト見てAzeron買いたいなぁって思った方も、
まずは私が現行バージョンを人柱になり、
なんやかんや経過やAzeron社の対応、実際のキーパッドの品質などを書きますので
それを見てからより高性能なV2版リリースまで待っても良いのかもしれません。
最悪なのは私が手に入れてすぐV2に移行することですが、
まあそれも一興かなと思います。
それではまた。
まあ普通はこれ買えばいいと思うんですけどね。