Steam版Dusk Diver 酉閃町をやってみたので
そのレビュー・感想のようなものを紹介したいと思います。
このゲームは前からずっと気になってはいたのですが
今回思い切って買ってみた次第です(・_・)
Dusk Diver 酉閃町はPS4やスイッチでも国内リリースが予定されています。
実際にプレイしてみたところ丁寧な作りでなかなか良ゲーという印象です。
今回は序盤をプレイした範囲での感想・レビューとなります。
酉閃町は「ゆうせんちょう」と読みます
Dusk Diver 酉閃町 概要
Dusk Diver 酉閃町
タイトルにもある「酉閃町」は「ゆうせんちょう」と読みます。
ゲームの公式サイトはこちら。
Steamのページはこちらです。
Dusk Diver 酉閃町
ジャンルはアクションゲームです。
いわゆる「〇〇無双」のような感じで、弱攻撃、強攻撃、そして守護神(後ほど説明)攻撃のボタンを押す順番で技の派生が変わるという感じになっています。
主人公はゲーム内でもTHE・平凡と称されているほどの
普通の女子高生ヤン・ユモちゃん。
ちなみにユモの一人称はボク。
一部のお方にはこの点は高ポイントやもしれません(・_・)
ストーリーとしてはユモが台湾の台北にある西門町に友だちと出かけた際
不思議な現象と遭遇し、街を守る戦いに巻き込まれていく…
という形でお話が展開します。
とりあえず攻撃ボタンを押して、ある程度敵を倒しつつウロウロしていれば進行しますので適当にやり過ごしましょう(・_・)
ユモはゲージを貯めることでペルソナのような3柱の特性の異なる守護神を呼び出せ、
彼らに攻撃をしてもらったり協力攻撃をしたり、あるいは自身も必殺技的なものを使えます。
守護神召喚や必殺技にはゲージを消費し、このゲージは通常攻撃などで溜めることができます。
更にユモは時間制限のある2段階目に変身することでよりパワーアップし攻撃にも幅が出たり…という要素もあります。
アクションゲームと言っても操作が難解であったり鋭い反射神経が必要…ということは無く、アクションが苦手な人(含む管理人)でも気軽に楽しめる作りです。
Dusk Diver 酉閃町は台湾のゲームメーカーJFI GAMESが開発したゲームです。
台湾産ゲームというと、普段私達日本人はなかなか触れる機会も少ないかもしれません。
ですがこのDusk Diverは、アニメやゲームに慣れ親しんだ日本人にとって共感を覚えやすく親しみやすいゲーム性&デザインに仕上がっています。
「これは日本のゲームメーカーによる作品ですよ」と言ってもなんら違和感がないほどの作りです。
ゲームは台湾の台北市に実際にある街、西門町がデザインモチーフになっています。
西門町は台湾の原宿とか渋谷とも呼ばれているのだとか。
ユモはその西門町と表裏一体である魔界のような場所「酉閃町」を舞台に現実世界を脅かす妖怪風な敵、厄禍(わざわい)と戦います。
妖怪と言ってもグロテスクさは無く、どちらかと言えば可愛らしいデザインで描かれています。
ゲームは完全日本語テキストに対応しており、ボイスも日本語吹き替えです。
また主人公のユモを演じているのが佐藤利奈さんなので演技はばっちり。
日本人にとても親しみやすい音声・演出になっています。
その他のキャストも台湾(中国語)ボイスと日本語ボイスでしっかり分けられており丁寧に作られています。
Dusk Diverは先述のように、日本のメーカーが作ったんじゃないか?
っというぐらい日本人とも親和性が高い内容で、
総じてカジュアルで気軽に楽しめるアクションゲームになっています。
こういったゲームこそ日本のインディメーカーから出て欲しい…というくらい良い作品だと思います。
Dusk Diver 酉閃町 画像を交えながら紹介
以下プレイにはXbox360コントローラーを使っています。
普段は西門町にあるコンビニを拠点にしながら探索を行います。
上の画像に映っているクマの置物がコンビニの店長でありユモのボス的な存在です。
クマ店長は探索時にナビゲーションを勤めます。
ガイド役の「クマ」まで出てくるとはこれもうペルソナ4ですな(そういえば妙にUIも黄色っぽい…)。
西門町パートでは街を探索して必要なアイテムを探したりイベントを進めます。
食事をすることでユモや守護神のステータス強化が行なえます。
ダウンタウン熱血物語みたいな感じですね。
またユモと守護神にはスキルポイント割り振りによる成長システムもあります。
このスキルポイントは西門町の探索パートや酉閃町でのバトルパートで手に入ります。
バトルパートでは西門町から酉閃町へと移動し、フィールドを移動しながらバトルを行います。
ユモの通常攻撃は基本的にパンチやキックによるもので
弱攻撃ボタンと強攻撃ボタンを押す順番で技が派生・変化していきます。
ステージのクリア自体は適当にボタン連打しているだけでも勝てるので気楽に楽しめます。
ただ、バトル終了後には評価のランク制度が盛り込まれているので
最上級のSランクを取るのはなかなか大変だと思われます。
なお私はアクションは苦手&臆病慎重な進行なのでせいぜいBランク止まりです( ‘ω’ )و
バトルでは通常攻撃の他に
ゲージを3つ消費して放つユモ単独の必殺技や
ゲージを1消費して守護神(画像の例はリーオウ)を呼び出して戦う協力攻撃などもあります。
また緊急回避を使って敵の攻撃を高速で躱す事も可能。
このゲームにはガードというものは無いので困ったときに頼れるのは緊急回避のみです。
敵の攻撃タイミングと緊急回避が噛み合うと表示されたゲージの間、敵の動きが遅くなりますので積極的に使っていきたいところ。
ただ緊急回避は連発できず、ある程度の間隔が必要です。
バトルでは巨大なボス戦があることも。
ゲージを溜めたら任意のタイミングでユモは2段階目に変身できます。
変身すると残像エフェクト付きの強力な攻撃になります。
通常のザコ敵戦でも変身できますがゲージを貯めるのがそこそこ大変&時間制限が短いのでここぞという時に使いたいです。
Dusk Diver 酉閃町 良い点悪い点
序盤をプレイした上での良いところと悪い(今後に期待したい)ところ上げたいと思います。
がその前に、
ということで、まだアーリーなので最終製品版では無いということを踏まえてお読みください。
まずDusk Diver 酉閃町の悪い(今後に期待したい)ところから
- 現状30fps固定(完成版で60fps対応が予定済み)
- カメラアングルにやや難がある。壁際でキャラを見失いがち。
- カメラの水平・垂直方向をリバースにするオプションがない
- カメラ位置リセットがなんだか中途半端
- メニュー表示時のボタン受付が異様にシビアで簡単に表示できない
- セリフ送り等でボタン反応がやや遅く感じる
- 価格に対してボリュームが少なく割高感がある(という噂)
改善を期待したい点は主に操作系です。
個人的に一番困ったのが垂直方向のリバース設定が無い事。
設定が無い以上慣れるしか無いんでしょうけど、リバース設定はぜひとも欲しいです( -_-)
またカメラ位置をリセットする機能が一応あるのですが、
なぜかキャラが向いた正面方向にピタリとリセットされず
更に垂直方向は全然リセットされません( -_-)
この垂直方向にはリセットされないのは、
垂直リバース設定が無いのと相乗効果で非常に辛いものがあります( -_-)
ここはなんとかぜひ改善してほしいと思います。
またゲームパッドのスタートボタンでメニューを表示するのですが
押しても、表示→消すをものすごい高速で繰り返すことが多々あり
一発でメニューが表示できない事も(できることもある)。
最後に挙げたボリュームに関しては
Steamで他の方のレビュー等による指摘に基づいています。
2,800円という定価はSteamのインディーゲームだと割と高めの方かと思いますが、
どうやらかなり短時間でストーリーは終わってしまうのだとか…。
ただボリュームについては自分自身でまだ確かめていないので実際どうなのかは断定できません。
あるいは今後開発が進んでボリュームが増える可能性があるのかもしれません。
ゲームボリュームについてはこの後更にプレイを続け、また改めてレビューを書きたいと思います。
改善を期待したい点はこのくらいにして良い点も見ていきましょう。
Dusk Diver 酉閃町の良い点
- 日本人に親しみやすいキャラ・ゲームデザイン
- 日本語によるボイス・テキスト・UIが実装
- 気軽に楽しめるアクション
- 着替え・育成要素もある
- 食事の要素に力が入っていて台湾グルメを知ることができる
良い点はとにかく世界観、設定、そしてボイス・テキストを含めたゲームデザインが日本人好みに仕上がっている事に尽きます。
キャラクターデザインやグラフィックを見て、ピン!と来た方は楽しめるのではないでしょうか。
またアクションが苦手な人でも割と簡単に先に進められ、
逆にアクションが得意な人はバトルリザルトの高ランク獲得を目指す―という楽しみ方もできそうです。
ちなみに実績では全てのバトルでSランク獲得というものがありますので、
アクションが得意な方はそこを目指しても良さそうですね。
個人的にはおそらくSランク実績の達成は無理だと思うので
それはちょっと残念な点ではありますが致し方なしです( ´Д`)
それから食事の要素にとても力が入っていて、料理が実写で紹介されます。
台北といえば屋台が有名と聞いたことがありますが
とにかくゲーム内の食べ物の種類が豊富なので
「台湾グルメってのはこういうのがあるのかー」と彼の地の食文化に思いを馳せることができます。
Dusk Diverの料理の写真を見て、某15も必要なことはやり尽くしたドヤァとか大嘘言う前に
もうおにぎりの写真で済ませればよかったんじゃないかと思ってみたり(´・_・`)
以上、Dusk Diver 酉閃町をプレイした感想第1弾でした。
個人的にはかなり良いと思った作品です。
ボリュームの件がまだ実際どうなのかわかりませんので
今すぐ定価で買う事はちょっと勧めにくいのですが、
ハッキリ言えるのはクソゲーでは全くなく、むしろ丁寧に作り込まれた良ゲーの部類だと思います。
気になる方はチェックしてみてはどうでしょうか。
プレイを更に進め、また感想第2弾を書いてみたいと思います。
それでは( ゚д゚)ノ