こっそり注目していたアドベンチャーゲーム
Chicken Police
の体験版を遊んでみたので簡単に感想など書いてみたいと思います。
Steam版Chicken Policeはこちら
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ハードボイルド+センスある会話が楽しい
また以下体験版の範囲内ですが少しネタバレがあります。
Chicken Policeは鶏のサニーが主人公のハードボイルド探偵もの風味のアドベンチャーゲームです。
正確には主人公は探偵ではなく鶏の警察官。サニーは相棒のマーティ(こちらも鶏)と一緒に街では有名な2羽組みの鶏刑事コンビとして活躍しており、
彼らを題材にした小説まで出版されているという超有名な存在のようです。
ところが、サニーはとある事件で相棒のマーティーに銃で撃たれ定職扱いになります。
今は定年退職まで残り120日となった日々を自宅待機しながら過ごしている…という状況です。
そんなおり、とある個人的な依頼がサニーの元に舞い込み、事件解決に動くーという展開になっています。
このゲームの最大の特徴はまずその独特のビジュアル。
登場するキャラは体は人間で頭部が動物という個性的な姿です(これについてはまた後ほど触れます😥)
ゲームは基本的にモノクロの画面で進み、システムとしてはポイント&クリック式のアドベンチャーゲームですが、シューター要素や探偵系ゲームらしく尋問シーンもあります。
尋問シーンはなかなか手強く歯ごたえを感じました。
このゲーム最大のストロングポイントはハードボイルド探偵もの的なストーリーの展開+言葉遊びと機知に富んだ会話のセンスがあります。
Chicken Policeは主人公であるサニーの英語ボイスがかなり渋く、それだけでハードボイルド風味が増しています。
また英語の吹き替えの演技が他のキャラも含めてかなりよく感じました。
とあるトカゲのキャラが出てくるのですが、セリフ時にトカゲ特有の舌をシューシュー伸ばす部分まで盛り込んだ演技のボイスになっていて、細かいキャラ付けのところまで演じられています。
その他のキャラもしっかり個性化されたボイスになっていて、外人声優さんの演技力の高さを感じました。
ただ単に低い声やイケメン(風味)ボイスをあてるだけで、登場人物が動物であるという特徴まで盛り込んだ演出になったかなぁ?と思う次第…😥
ゲームのボイスは英語ですが、字幕は日本語があります。
この日本語訳文のセンスも良く、読んでてクスリとするような会話シーンがとても多いです。
例えば…。
終始こんな感じでやり取りがあります(笑)
まるで高品質な探偵もの小説を読み進めるような感じでお話が進んでいくのが特徴です。
ただ、訳文のセンスは全体的に良いのですが、部分的に漢字や日本語の表記がおかしかったり、また訳して表示する必要のない会話の間の (間) とか*ため息*という、いわゆるト書きの部分までも翻訳されて表示されていたりと、高品質なのか低品質なのかイマイチ判断に困るような部分も多々あります😥
※ただ、これはあくまでも体験版プレイの範囲内で感じた事なので、製品版ではこの辺りがブラッシュアップされているのかもしれません(されていないかもしれない)。
ゲームは基本的にポイント&クリック、総当り式で展開します。
ですが、突然FPSシーンが入ったりもします。
このFPSシーンではリボルバーで射撃を行います。
犯人ターゲットを撃てばプラス得点、民間人のターゲットを撃てばマイナス得点です。
またリボルバーなのでリロード(弾の再充填)が必要。
エイムはマウスで、射撃はマウスの左クリック、リロードは右クリックですが
FPSシーンに入る時に特に操作についての説明は一切ないので戸惑うかもしれません😥
ターゲットが出てくる速度がかなり早く、またリボルバーの弾数(6発)の少なさからリロードの回数も多いので
ハイスコアを狙うならリロードタイミングの管理がかなりポイントになってきます。
リロードに要する時間を考慮しないとターゲットを数多く撃ち抜けません。
また体験版の山場では質問カード選択式による尋問シーンなどもありました。
この尋問シーン、一番下にある刑事メーターというゲージを溜めるような質問を行っていく事が求められます。
メーターを溜めることで展開が進み、サニーから一応質問はこういった路線で攻めていけばどうか?というヒントのような事は示されます。
しかしこのヒントが日本語訳が今ひとつ噛み合ってないのか、それともゲームシステムの根本的なものなのかとにかく分かりにくいです( -_-)
どの質問を選ぶことが正解なのか見当がつけにくいので結局、カンで順に選んでほぼ総当り式になってしまいがち。
かと言って単純に総当りにしてしまうと最後に尋問が終わった時に表示されるスコアが伸びません( -_-)
尋問終了後に正解だった質問のパーセンテージが表示されますが、結局何を選べばよかったのかサッパリ分からんという感じで困りました。
この辺り、体験版なので本編ではブラッシュアップがされていると良いのですが。
気になる点
Chicken Policeの体験版で気になった点をいくつか挙げます。
シーン展開が進む毎にちょくちょくサニーの独白によるストーリー補足が入るのですが、
これが英語ボイスの量と、表示される日本語テキストの文章量にあまりにも大きな差があって、英語ボイスの分のテキストを本当に訳してるんだろうか?というのが気になりました。
日本語で文章を読み終わってもその後もかなりの長時間英語ではセリフが続いていて、これは本当に英語→日本語に訳した時の意訳で減ってるだけなのかなぁ…という印象😥
それでお話がわかるなら良いのですが、これだけ音声とテキストに差があると大事な事は抜けてないよね???とちょっと不安になってきます。
もう一つ気になった点は極々個人的な事で大多数の普通の方には関係ないことになります。
というのは私、人間の実写の体に実写の動物の頭をつけるという表現が大の苦手で、見てると精神的にウッと来るんですよねえ…(´・_・`)
このリアル頭部+リアル体の組合わせが私にはホラーみたいな感じに見えてしまうので、プレイしてて結構キツイ印象はありました( -_-)
今はそれほど多く見かけませんが、昔良くあったアニメーションの体に人間のリアル写真で顔を付けた表現が子供の頃非常に怖くてダメだったので、おそらくそれと似たような系統がマイ弱点なのでしょう(´・ω・`)
なお私は他にも海洋恐怖症だったりダムや湖、ため池、深い川には怖くて近づけないという幻想水滸伝IIIのジョー軍曹を更にひどくしたような水系恐怖症があるので何かと厄介( ´Д`)
とはいえこういったレアな恐怖症など無い、大多数の方には特に問題にはならないかと思います。
おわりに 刑事(探偵)ものアドベンチャーが好きな方にオススメ
Chicken Policeの体験版を遊んだ感想としては
- 探偵ものや刑事ものが好き
- 渋いおっさんキャラ(鶏だけど)が好き
- ミステリーアドベンチャーが好き
という方にとって楽しめるゲームだと思いました。
ただ終始モノクロ画面で進むにしてはグラフィックカードのパワーを結構使う感じです。プレイ中は終始ファンがブオーブオーっと高回転で回りっぱなしでした(EVGA GTX 1060 SC 6Gの場合)。
実写表現なのでそこそこパワーが要るのかもしれません。
鶏が主人公で出てくるのも動物ばかりということで、最初はイロモノゲームかと思ってたんですが、ところがぎっちょん内容は硬派なミステリーアドベンチャーです。
このギャップがまた味付けとしていい感じになっていると感じました。
体験版の終わりには次回予告シーンも流れます。
次章ではカーチェイスしながらの射撃シーンがあるようです。(龍が如く0みたい)
⬆これを見た瞬間、ブフォっと吹いてしまいました(笑)相手はキリンなのでしょう。
こういう、笑いの要素がChicken Policeにはさり気なく散りばめられてます😊
ボリュームについてはなんとも分かりませんが、定価が2,000円ということで無茶苦茶高いわけでもないのもいいと思います。
気になる方はまず体験版をやってみてはどうでしょうか。
それでは( •ܫ•)
追記:GMGでのChicken Policeセール
GMGではChicken Policeのセールが行われています。
Chicken Police – Paint it RED!(GMGのセールページ)
36%OFFの$12.79。
現在GMGで使えるクーポン「FALL2020」を入力しても追加値下げは無いようでした。
$12.79であれば日本円でおよそ1,300円ちょっと。
PayPal等のレート次第ではSteamのセール価格とさほど変わりなさそうですね。
Steamのセールが終了した後であればGMGで買うメリットはあると思いますが、
無理せずSteamで買っても良いかと思います。