Steam版Three Kingdoms The Last Warlordのレビュー・感想のようなものです。
残念ながら品質は低い
Three Kingdoms The Last Warlordは三国志がテーマのシミュレーションゲームとなります。
以前から注目していてSteamウインターセールで90%OFFになっていたので買ってみました。
90%OFFという投げやり価格が微妙にヤバさを感じなくもない(´・ω・`)
まず起動すると異様に長いローディングが入るのが気になりました。
フリーズしたのか?バックグラウンドで何かやってるのか?とちょっと不安になります(´・ω・`)
でゲームがスタートするとチュートリアルを見ますか?という選択肢が表示されます。
しかし「はい」を選択してもチュートリアルなど始まりません。
再起動して選択を2度ほど繰り返したのですが結局チュートリアルは影も姿もありませんでした( -_-)
ただしこのゲームどこかのボッタクリ日本メーカーの三国志と異なり機能面は充実しています。
新規武将製作は自分で細かく選ぶことも出来ますしボタン一発でランダム生成も可能。
またシナリオもとても豊富かつユーザー有志が制作したものまでゲーム上から選択できます。更に自分でシナリオを作るシナリオエディタが標準装備されています。
この様にコーエー(もうめんどくさいので実名で行きますw)に比べて優れている点もあると感じました。
有志製作の水滸伝っぽいのもあるのは私の中では好ポイントです👍
チュートリアルがないのは諦めて、とりあえず黄巾の乱シナリオを選んでみました。
このThree Kingdoms The Last Warlordはいわゆる「君主プレイ」のゲームのようです。
劉備・関羽・張飛を使いたかったので勢力は劉焉(りゅうえん)にしました。
画面右上隅、公孫瓚のお隣ですね。
お話の概要が長時間黙々と語られます。
この時中国語(だと思う)のフルボイスでナレーションも付いています。
かなり力入ってるなーと思いました。
でいよいよゲームスタートです。
…
…
( ゚д゚)ポカーン
何をどうすればいいのかサッパリ分かりません( ´Д`)
本来ならここでチュートリアルがあるのかもしれませんが、私はチュートリアルが起動しない不具合なのか何もガイドが無いのでこのゲームを一体どうすればいいのか分かりません。
いきなり蒼き狼のオルドに放り出された白き牝鹿の様な心細い状況(´・ω・`)
メニューを見てもどうも洗練されておらず何かに付けてストレスが溜まるUIという印象です。
一方キラリと光る要素も見つけました✨
このようにスキルツリー構成による研究開発があります。
なんだかパラドゲー(Paradox Interactive社のゲーム)を意識したようなこのスキルツリーシステム。私はとても好感を持ちました。
「我々はParadox社を意識しているキリッ」
と言い放った割には意識して模倣したのが三国志14をPK+シーズンパス制のこれまで以上のDLC地獄にして信者から更に金をむしり取ることに注力しただけというコーエーとは大違いです。
だいたいParadoxのゲームはDLCは数こそ多いけどちゃんと中身が充実してますしね。
で、あちこち調べて内政画面右下にある日付の所をクリックすると戦略フェイズに移行することがわかりました。
さて、戦略フェイズに移りましたが
ここでも何をすればいいのか全く分かりません…。
劉備を探索に出して人材発掘させるように指示しているんですが、劉備も拠点の上に文字アイコンが表示されるだけで具体的になにか動く様子もありません…。
こんな感じで内政と戦略フェイズを何度か繰り返すのですが、自分がいったい何をすればいいのかが全くわからないのがキツイですね。
Three Kingdoms The Last WarlordはSteam上にマニュアルってリンクもあるんですけどそこをクリックしてもマニュアルの画面には飛ばないし、操作について正直困ると思います。これはお手上げ侍だワ∩(・∀・)∩
せめてチュートリアルがあれば良いのですが、おま環なのか何なのか私には何ら提示されずノーヒントの状況(›´ω`‹ )
その後数ターン(でいいのかしら?)が経過してイベント戦闘のようなものが起こせる機会に恵まれました。
項羽英魂という項羽の亡霊みたいなキャラと戦う特殊イベントのようです。
つまりこのThree Kingdoms The Last Warlordですが、三国志世界の要素で遊ぶだけではなく、ゲームにファンタジー的な要素が盛り込まれてるっぽいですね。
ここは正直評価が分かれると思いました。
まあ三国志演義自体がファンタジーなんでしょうけど、せめて三国志世界の出来事だけで完結してほしいもの。
私はあまりこういう、三国志世界にその他の伝承ファンタジーまで当たり前のようにねじ込んでくるのは好きじゃないのでちょっと残念かなぁと思いました。
好きな方もいらっしゃると思うのでここは個人の好みになると思います(´・_・`)
ちなみにThree Kingdoms The Last Warlordの戦闘はマス目にユニットを動かして攻撃コマンドを選択して戦うというターンベース制コマンド選択式のSRPG(タクティカルシミュレーション)風味の戦闘のようです。
これ自体は私は好物なので良い戦闘形式だと思いました。
ただいかんせん、ゲーム全体について自分が何をやれば良いのかがあまりにも分からなさすぎます( -_-)
私のゲームプレイはここで一旦終了としました。
あ、それからこのゲーム、メニューから終わらせる方法が分かりませんでした。
あちこち探したんですがゲーム終了する方法が分からなかったので、やむを得ずタスクキルで終了としました( -_-)
Three Kingdoms The Last Warlord感想まとめ
Three Kingdoms The Last Warlordはアーリーアクセスのゲームです。
なので完成度については完璧を求めてはいけないと思います。
ですが
アーリーにもアーリーなりの矜持ぐらいあるやろうが
とは思う次第です(´・ω・`)
Three Kingdoms The Last Warlordはとにかく不親切で何すればいいのかサッパリわからんのが一番ダメだと思います。
このゲームってもう長い間アーリーアクセスになっていて、またUIをPC向けの好評だったものからいきなりスマホ向けに変えるなどちょっと開発姿勢に難があるのかなぁという印象です。
チュートリアルが実は表示だけで実際には実装されていないというオチの可能性もありますが、だったらマニュアルとか簡単な説明ぐらい見せてほしいと思いました。
その他はUIがとにかく見づらいのと、日本語化はされているものの全般的にちょっと怪しいと感じました。
特にカタカナの扱いがちょいちょいおかしいので日本人が翻訳してないと思います。
一方でシナリオ系の充実度とスキルツリーシステムというライバル他社の三国志ゲームには無いキラリと光る個性もありました。
また公式にSteamワークショップに対応しているのでMod次第では化ける可能性があります。
この辺りのストロングポイントを伸ばしていければ良い三国志のゲームになってくれそうな可能性は感じました。
以上が簡単なThree Kingdoms The Last Warlordのレビューです。
私は買ったばかりですがちょっとこれ以上はやらないかなぁと感じました😥
ここからよほどの大改造でも起きて大幅に洗練されない限りはお蔵入りになりそうです。
まあセールで90%OFFなのでそこまで金銭的ダメージも大きくは無いと思いますし、どうしても気になる方は自己責任で…という感じでしょうか。
それではまた(›´ω`‹ )
…
まだ値引き無いけどこっちを買えばよかった(´・ω・`)