SteamのWINGSPAN (ウイングスパン)を遊んだ感想です🐦
こちらのゲーム、ジャンルはボードゲームになります。
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鳥を愛でる良作ボードゲーム
練り餌を作って食べさせたり雛のお世話とかやってました🐣
今はもうホオジロを飼うのはだめですけどね😥
WINGSPAN (ウイングスパン)はどんなゲーム?
WINGSPAN (ウイングスパン)は野鳥保護区を舞台に、保護区の中に色々な種類の鳥に来てもらい、彼らを繁栄させることでポイントを高めて競うというボードゲームです。
といってもぶっちゃけストーリー性とかは皆無です😅
保護区であることを意識するようなシーンはチュートリアル以外にありません。
ゲーム中はとにかく鳥を呼び最終的に対戦相手にスコアで勝つことを意識した進行になります。
ウイングスパンは元々はアナログのボードゲームでして、ボードゲームの本場、ドイツで受賞歴もあるというとても評価の高い作品となっています。
アナログ版はAmazonでも買えます。
拡張キットとかも色々あるみたいです( ・ᴗ・ )
⬆この欧州の翼はSteam版にもDLCとして実装予定になっています。
このゲームの面白い点は保護区が区分されており、各区に種が増えることによる連鎖、そして区を跨いだ連携を活かしてスコアを高めていく点。
いろんな生息地にいろんな鳥に来てもらうというゲームシステムが実に上手く作られています。
もう一つは鳥のグラフィックがきれいな点ですね😊
PCゲームならではの特性を活かして、カードの中の鳥たちは動きます。
ゲームを遊ぶことで鳥そのものにも詳しくなれますし、お子さんの教育にも良いんじゃないでしょうか🐥
WINGSPAN (ウイングスパン)いいところ
奥が深いゲーム性
このゲームは基本的にとにかく鳥を沢山配置するのが最大のポイントになります。
がシンプルにそれだけでは勝てません。
頭を使って連鎖を組み、今の自分は先を見越してどのような行動を取るべきかという判断が求められます。
WINGSPAN (ウイングスパン)は4区分の行動フェーズ(ラウンド)があります。
フェーズは後半に行くに従って行動回数が1ずつ減っていくので先に進めば進むほどスピード感や1度の行動の重要さが増します。
また各フェーズ毎にポイントボーナスの対象となる課題が設定されており、それは画面上に常に示されています。
第1フェーズの自分の立ち回りは今一つでボーナスが上手く取れそうもないけど、
ここは第3フェーズまで見越して布石を打っておくか…的な先を考えた行動が求めらるのが奥深いです。
得点獲得の手段が多岐にわたる
WINGSPAN (ウイングスパン)を奥深くしているのが最終的なスコアになるポイント獲得の手段が多いため最後まで安心できないゲームシステムです。
得点は
- ラウンドごとの目標達成ボーナス
- 鳥によるポイント(各鳥のカードにはポイントが振ってあり、場に出すのが難しい鳥ほど高ポイント)
- 鳥カード上に蓄えた餌の数(鳥によっては餌をスタックして保有する性能を持っています)
- 差し込んだ鳥の数(差し込みというゲームシステムがあり、これで鳥をスタックすることでポイントになります)
- たまごの数
- 手持ちのボーナスカードの条件を満たすことで発生するスコア
このようにWINGSPAN (ウイングスパン)では得点を得られる手段が多いので、
相手にこれは負けてるけどこれは自分の方が有利、
差し込みは諦めて、たまごの数で勝負する!
というように勝つための選択肢がたくさんあるのが特徴です。
勝つ方法が1パターンではないので色々と自分の得意な戦術を考えるのも楽しみと言えます😊
ワンプレイが短くお手軽に遊べる
WINGSPAN (ウイングスパン)の1プレイはとても短くサクッと遊ぶことが出来ます。
特にAIと1対1で遊べば30分も掛かりませんので空いた時間にちょっと遊んで楽しむことができるのが良い点です。
プレイ時間は短くてもゲームの内容はぎっしり詰まってますので、1プレイにおける遊びごたえは十分にあります。
中身は濃いのにプレイ時間は短めというとてもバランスの良いボードゲームです。
WINGSPAN (ウイングスパン)あまり良くないところ
説明不足
元々がアナログのボードゲームをコンピュータゲームに落とし込んだ作品である事も関係しているのか、チュートリアルをやってもそれだけで理解するのは困難な印象です💦
アナログだと最初は詳しい人であったり、そうでなくても数人集まってああでもないこうでもないと会話しながらゲームシステムの理解が深められるのでしょうけど、PCゲームなので全てを自分で理解しないといけません。
そしてチュートリアルがまた微妙にわかりにくいです😥
日本語はあって翻訳も頑張ってるとは思うんですが一部こなれた日本語になっておらず、
たぶん純日本人が翻訳はしてないのかな~と感じました。
またチュートリアルで操作の挙動がおかしいところが数箇所あり、
同じメッセージを何度も繰り返しクリックしないと先に進まなかったり、
文面そのものが分かりづらい箇所もあります。
チュートリアルを1回だけでなく数回繰り返して理解を深めたほうが良いかもしれません。
あとチュートリアルで良くない点は、説明するこのオバお姉さんですが、しゃべるたびにイノシシの鳴き声のようなブヒブヒSEが入ります( ´Д`)
これほんと意味不明というか、ぶっちゃけ気持ち悪くて不快でした( ´Д`)
海外のゲームってたまにこういう不快系SEのやつがありますよねー。
なおゲームと関係ないどうでも良いことですが、
私は家のすぐ横にイノシシやシカが来るド田舎(まさにWINGSPAN (ウイングスパン)の保護区のようなところ🎄🐦)に住んでるので、イノシシの鳴き声はしょっちゅう聞いております🐗
あいつら夜中に来て長時間同じところに居座ってブーブー言いながら地面を掘り返して餌を探すのでうるさいんですよね。
その過程で土の柔らかいところをボコボコに掘り返して土地が無茶苦茶になります。
彼らも生きるために必死なのでしょうけど…( ´Д`)
が、まだイノシシは良いんですよ。問題はシカです。
あいつらとんでもない音量で真夜中に鳴くので、
さておやすみ~( ˘ω˘)スヤァとお布団に入った直後に
家の真横で鳴かれたときにはビックリして飛び起きてしまいます( ´Д`)
ということでこのチュートリアルの効果音は人によっては不快に感じるかもしれません。
けっこう難しい
WINGSPAN (ウイングスパン)の良くない点として、このゲーム全くの初心者にはかなり難しいと思います😥
これはやりがいや遊びごたえの裏返しでもあると思うのですが、最初の数回で勝てずに投げる人も出てくるかもしれません。
ゲームの味付けとして、一番弱いAIには素人でもほぼ確実に勝てるぐらいの調整にしたほうが良かったんじゃないかなあと思いました。
まさか
「だって簡単に鳥を増やされたら、悔しいじゃないですかwww」
という簡悔精神ではないとは思うのですが😅
私は7回目のプレイでやっと一番弱いAI相手に勝つことが出来ました。
初回のチュートリアルをそのまま継続プレイした時に勝てたので、
「このゲーム簡単なのかな?」と思ったんですが、その後1からスタートすると全く勝てず…( -_-)
私のような初心者はとにかく何度も繰り返しゲームを遊んでシステムに慣れることと、自分なりの戦略を生み出すことが大切かと思います。
(次の項でちょっとした事例を挙げます。)
それとシングルプレイ時のコツ?ですが、
このゲーム、CPU対戦がカスタムゲームでAIを相手にするのとオートマでボット相手にするものと2タイプあります。
正直この2つの違いがなんなのかよく分かりません😥
なんとなくオートマのほうが強い気もするんですが、気のせいかも??
対CPUで勝つためのコツ?としては、AIと1対1で戦うよりもAIを複数にした方が戦いやすいと思います。
まだこちらがゲームに慣れていないうちはサシの勝負では勝てませんが、AI複数人にすることで、互いに取った行動が影響を及ぼし合うのでAI同士のつぶしあいの要素が発生し、その分こちらの立ち回りがしやすくなります。
なかなか勝てない方はAIを1人じゃなくて複数人してみると良いかもしれません😊
ちょっとした事例
ここで1例ですが、私が勝てたときに組んだカードの例を載せます。
(AIはイージーで2名にしてます)
これは餌箱の区画です。
それぞれの鳥にたまごがたくさん乗ってますね(鳥カードの一番下の赤たまご)。
たまごは最終的なスコアに直結するのでこれでスコアをか稼ぐことに繋がります。
このたまごはここで組んでるカードビルドの、真ん中にいるエボシクマゲラの効果で集めました。
エボシクマゲラのカードに注目してください。
エボシクマゲラの絵の左横(下側)に木に穴が空いたアイコンがあります。
これはその鳥がどういった営巣を行うのかの状態を表しています。
エボシクマゲラの説明文を読みます。
木に穴を開ける営巣タイプのうち1羽にたまごを持たせ、更に同じ営巣タイプの鳥にたまごを1個産卵できるという効果になっています。
つまりエボシクマゲラのカード特性が発揮されるたびに2個のたまごを持たせることが出来ます。
このエボシクマゲラのカード特性は「起動時」となっています。
「起動時」はエリアに該当する行動を取ることで都度発動されます。
従って「巣箱から餌を取る」という、このゲームで何度も何度も繰り返す行動の度に起動されます。
そしてこの巣箱エリアの他の鳥を見てください。
全てこの木に穴を開けて営巣するアイコンで固めてあります。
ですのでエボシクマゲラを使ってたまごをどんどん増やすことができます🐣
また詳しい説明は省きますが、このビルドでは餌をどんどん増やせるように鳥も配置しています(オオヒタキモドキ、シマセゲラ)。
こういったそれぞれの鳥が持つ特性を
効果的に発動できる組み合わせを考えながら保護区に鳥を配置していくのが
WINGSPAN (ウイングスパン)のコツとなります( ・ᴗ・ )
と言ってもまだ7戦しかしてなくてたった1回勝っただけのニワカの一例です😅
このゲームにはもっと素晴らしいビルドがたくさんあると思うので、後は実際にプレイしながら探っていきましょう😊
おわりに:総じてとても良いゲーム🐦
WINGSPAN (ウイングスパン)の簡単な感想を書きました。
ボードゲームとしてとても良く作ってあり奥が深いです。
ああこれは賞を取ったのも納得だという感想を持ちました。
最初はなかなか勝てず、AIに全く歯がたたないので
このゲームほんとに勝てるのか??とげんなりするかもしれません。
ですが繰り返していくたびに鳥カードの使い方やたまごを生ませるタイミング、
そして連鎖の効果的な組み合わせが自分の中で少しずつ見えてくると思います。
あとは、その見えてきたことを活かして相手より有利になる行動を積み重ねることでだんだんスコアを伸ばしていけるようになると勝利も見えてくるかと思います。
それと最後にもう一つ、ここまで書いてきてあと1個このゲームの良い点が浮かんできました。
それはWINGSPAN (ウイングスパン)は相手を攻撃するゲームではないという点です。
あくまで自分の保護区に鳥さんたちを沢山呼ぶためにどうするのが良いか?と考えて行動選択し、たまたま最後にそれをスコアという形にして順位をつけるというゲームです。
相手の行動を阻害したり、ましてや相手の鳥を傷つけたり追い出したりというような事は基本的にありません(一部特定行動の無効化というのはありますがそれも極限られた影響です)。
だれも傷つけることなく自分(と鳥たち)が高みを目指すことでポイントを積み重ねる、優しい世界のゲームになっているのが良いと思いました😊
描かれている鳥のグラフィックもきれいで、ゲームを通じて鳥たちに詳しくなれます。
1プレイ時間も短いので、サクッと楽しみ、たとえ負けても後に引きずらず、またワンプレイ…というような感じでスッキリ1ゲームが終わります。
Steamではセール時にかなり値引きも進んでいますので、気になる方は遊んでみてはどうでしょうか。
以上、デジタルボードゲームWINGSPAN (ウイングスパン)を遊んだ感想でした。
それでは( •ܫ•)
追記:AIの思考が遅いという意見について
Steamのレビューを読むとAIの思考が遅いということで良くない評価をしている意見がいくつかあるようでした。
私がプレイする限りでは特にそういう印象は持っていないのですが、試しにプレイ時間を測ってみました。
カスタムマッチで人間のプレイヤーは私一人、AIイージーを4人にし、
設定しうる最大人数の5人プレイで1ゲームを遊んだところ、スタートから終了までかかった時間は20分でした。
これを遅いと考えるか早いと考えるかは、その人それぞれの時間に対する捉え方もあると思うので何が正しいとかでは無いと思います。
ただ私は、20分というプレイ時間は終始サクサク進んで、他のAIの思考待ちでイライラする…というような事は感じませんでした。
WINGSPAN (ウイングスパン)はそこまでPCスペックを要するようなゲームとも思えません。
Steamのページに書いてあるシステム要件を引用します。
このように、そこまで性能は求められていません。
一応、私のPCは
- CPU:Ryzen5 2600X
- GPU:EVGA GTX 1060 6G
- メモリ16G
です。
数年前に作ったPCなので、今となってはそんなに高性能ではないですよね😥
Steamクライアント及びWINGSPAN (ウイングスパン)のゲームはM2.NvmeであるWestern DigitalのM.2-2280 NVMe SSD SN570に入れてあります。
このSSDは使ってて何も問題は起きてませんし、オススメです。
今少し値段が戻ってしまっていますが、SSDはAmazonでは12月末や1月頭にかけて少し安くなることがあるので狙ってみても良いかもしれません(今年もまた絶対にそうなるとは言えませんが😥)。
M2.のSSDとSATAのSSDでそこまで劇的に変わるとは考えにくいですが、
スペック等の参考になりましたら幸いですm(_ _)m