THE KING OF FIGHTERS XV (KOF15) レビュー | レバーレス向け省略入力がカギ

スポンサーリンク
レビュー

先日、自作レバーレスアーケードコントローラー(いわゆるHitboxスタイルのもの)がPunk Workshopのボタンを導入して完全体になりましたので、

Steamにて前から気になっていたTHE KING OF FIGHTERS XV(KOF15)を買ってみました🙂

THE KING OF FIGHTERS XV

今回はTHE KING OF FIGHTERS XV(KOF15)をレバーレスアーケードコントローラーで遊んでみた感想を書いてみたいと思います。

既製品のHitboxはこちらになります。

[Disclosure:記事内のテキスト・画像にアフィリエイトリンクを含みます。詳しくはサイトポリシーをお読みください]

スポンサーリンク

レバーレスに向いたコマンド省略入力があるようでして

私とSNK。KOF15を買った理由

この項は私個人の日記なので興味のない方は読まなくてもOKです😅


私はKOFをやるのはこのTHE KING OF FIGHTERS XVが実は初めて。

もちろん子供の頃からタイトルは知ってますし、内容を追いかけてはいましたが、
ネオジオを持ってない事もありなかなか遊ぶ機会がありませんでした。

NEO・GEOはなにぶん当時の子供にはハードルの高いゲーム機でして、
ファミコンの後、私はPCエンジン・シャトル→コアグラII+SUPER CD-ROM2のルートを辿りました(最初からコアグラを買っとけばおこづかいが減らずに済んだのに…😰😰)。

またネオジオはPCエンジンに比べて多種多様なゲームが遊びにくいというのも当時なかなか手が出しにくい理由でした。

一方、SNK自体は好きな私もメーカーでして、子供の頃、格ゲーはCAPCOMよりもSNK派でした。
ストリートファイターIIはもちろん周囲でも人気でしたが、それに負けず劣らず餓狼伝説、龍虎の拳、サムライスピリッツ等は私の周りでも流行っており、私もそれらを子供の頃から遊んでいます🙂

なお当時は餓狼伝説(2)でキム・カッファンの鳳凰脚を出そうものなら周囲から一目置かれる存在―というような時代でした。
(私はもちろん出せませんでした。一度斜めに戻してから前に入れるのが難しい💦)

もっとも私の格ゲーの原点はアーケードゲームのダブルドラゴンです。
これ、鉄拳のプロデューサーの原田氏も以前ダブルドラゴンが原点と仰ってました。
厳密には格ゲーでは無いもののダブルドラゴン特有の技の多彩さには当時私もびっくりしました😮
がファミコン版で肘打ちが水平後方型になったのは子供心ながら納得できませんでした(笑)。
なぜあの斜め上方向に跳ね上げる独特の肘打ちじゃないのかと。

さてそんなSNKですが、看板タイトルである餓狼伝説になんと近い将来新作が登場するということ😮
もちろん私は発売され次第即購入予定です。

で、リリースに向けて餓狼伝説のキャラの練習をしたいな~→かと言って今から餓狼伝説 MOWを買うのもねぇ…という感じ。

また私はSNK=テリー・ボガードという感じでテリーが好きでして、
餓狼伝説の新作でもどうせ最初はテリーをメインで使うため、
だったらテリーがいるKOF15で良いのでは?🤔という感じ&ちょうどSteamでSNKゲームのセールがやってたということで購入に至った次第です。

一瞬だけSNK HEROINES Tag Team Frenzyでも良いのでは?と考えましたが踏みとどまりました😅(一応テリーもいる)

なお、子供の頃憧れた鳳凰脚を使うためキム・カッファンが使えるようになるファイターパスも買ってしまいました😅

KOF15とレバーレスコントローラーの相性に悩む

さてKOF15をまず最初はチュートリアルモードを使って簡単な操作から練習していきました。

いわゆる236の波動拳コマンドや623の昇龍拳コマンドは
普段ギルティギア ストライヴ等でももりもり使っていますし、これらはレバーレスコントローラーの真骨頂でもありますのでこの辺りは問題なくクリア。

ですが私がKOF15で困り、初見ではできなかった動きが2つありました😥

KOF独特の中ジャンプ

KOF15にはジャンプが通常、小、中、大の4種類あります。

通常ジャンプはレバーレスの上ボタンである30mmボタンをポンと押すだけなので簡単です。

小はジャンプを一瞬押すだけなのでこれも慣れればなんとか大丈夫(たぶん)。

大は下方向に一瞬入れてから上(ジャンプ)を長めに押せばいいのでこれもなんとか大丈夫です。

が中ジャンプ:「一瞬だけ下方向に入れてから、一瞬だけ上方向を入れる」が何度やってもうまくいきません😥

解説の字面どおりに捉えるとかなり難しい中ジャンプ

上を一瞬ができないんですよねえ。

ボタンを押すのではなく擦過、こするようにすればたまに出るんですが、
斜め方向で自分の意図する方向に中ジャンプさせるのがどうやってもうまくいかず…。

ですが、これレバーレス特有の機能である
「SOCD(Simultaneous Opposite Cardinal Direction)で下と上を同時入力した場合は上優先」
の機能を意識すればできるようです。

下を押して、上を押す

という十字キーやレバーのように各々を独立した動きと考えずに、

下を押したままSOCDを活かして上を押す

事で中ジャンプになります。
(最も下と上を超高速で連打できるプレイヤースキルが有れば各々を独立して押しても良いんでしょうけど、私にはとてもできるとは思えませんでした)

逆にこれ、ストリートファイター6のCAPCOMプロツアールールで改悪されたように
SOCDで上下同時押し=ニュートラル判定とされてしまうとおそらくレバーレスではこの中ジャンプは出せない人が出てくるのではないかと思います。
おそらく私も無理になるでしょう。

スト6に中ジャンプはないと思うので(たぶん。私は6やってないのでわかりません)このCAPCOMプロツアールールの改定でも影響は無いんでしょうが、
他の格ゲーがその辺りを考えず安易にCAPCOMに追随してしまわないことを願うばかりです。
ていうか実際問題、上下同時押し=上優先がスト6においてそんなにルールを変えなければいけないほど有利/不利になるのか?と私は思います。
じゃあ反面、モダンのクラシックに対する著しい操作優位性はなぜ容認するのか?と言いたいです。

ともあれKOF15の中ジャンプにおける「一瞬押して」の部分に関してはやはり相当な慣れが必要に感じました。

とにかく練習あるのみですね。

レバーレスにおける CLIMAX超必殺技 出し方のコツ

次に私が初見でできなかった動作はKOF15における、ゲージを消費して放つCLIMAX 超必殺技のコマンド入力です。
これ、レバーレスでは「普通にやってたら」そう簡単には出せないと思います(少なくとも私には無理だと思う😥)。

ここで「普通にやってたら」としたのは、裏技といいますかKOF15の入力判定ルールとレバーレス特有の操作に基づいた入力を行えば私でも練習して出せる方法がわかったためです。

それを以下詳しく紹介します。

最初にKOF15のCLIMAX超必殺技のコマンドはこのようになっています。

キム・カッファンの天昇鳳凰脚(最後フェニックスが天高く上昇するエフェクトが超カッコイイ)で説明

※キャラによって入力回転方向が逆だったり、ロック・ハワードのように両方の回転方向があって技種が異なるキャラもいます。

上の画像のキム・カッファンの天昇鳳凰脚の例で説明します。

プレイヤーが右向き(1P側)にいるときに

下から後ろ(左)へ1/4回転→後ろから前(右)に下を通って半回転

というのがコマンドです。

テンキー表示だと

2→1→4→1→2→3→6

ですね。

Hitbox(レバーレス)でこのコマンド通りに忠実に入力しようとすれば次のボタン操作になります。

前半3つの1/4回転はよくあるコマンドなのでまだ良いのですが、
そこから後半4つの前方半回転に繋ぐところが難しい💦

が、どうやらこれ、1/4回転を2つに分割した入力でも通るっぽいです。
つまり考え方として、前半の214→そのまま後半の236と入力するだけでコマンドとして成立するっぽい。

そして更に、どうやらKOF15の場合はこのCLIMAX超必殺技の場合、半回転の斜めは省略できるっぽい

よって2→1→4→2→6でも判定OKのようです。

それが次の省略入力コマンドになります。

前半3つの後ろ1/4回転、このいわゆる竜巻旋風脚コマンド(214)は普通にボタンを入力して作ります。

そして後半の半円を作る動きを2(下ボタン)と6(右ボタン)だけ入力します。
更に入力を高速化するために左手の中指(もしくは+人差し指も加えて)を使って2と6をボタン上を指を滑らせるようにスライド入力することでCLIMAX 超必殺技が出せます。

この出し方が一番早くて楽だと思います。

コマンド受付時間(フレーム)やタイミングは体で覚える必要がありますが、
何度か練習したところ慣れてしまえば案外簡単に出せるようになりました。
あとは100発100中で確実に出せるまでひたすら特訓ですね🙂

※このスライド入力ですが、Punk Workshopのアケコンボタンに変えてボタンの飛び出し高が低くなったのでできたという面が大きいです。
私が旧来使っていた、飛び出しの大きくて更にストロークも深い、また押し心地も固い安ボタンだとおそらく相当苦労したと思います💦

考察:抜け道を探して訓練すればレバーレスでもなんとかなるかも

以上、今回はTHE KING OF FIGHTERS XVで入力しづらい
中ジャンプとCLIMAX 超必殺技について考えてみました。

KOF15はコマンドがやや複雑なものがあるため、パッと見た感じレバーレス(Hitbox)だとそれらを忠実に入力してコマンドを作るのがとても大変に感じます。

私も最初は「これ普通にレバーのほうが楽なのでは…😰」と感じたのですが、
色々試してみると斜めの入力はショートカットできたり、スライド入力というレバーレスならではの特性を使えば、見た目の難解なコマンドよりも複雑さは多少緩和できるみたいです。

これらはチート行為でもなんでもなくて、ゲームシステムの仕様上
入力判定が受け付けられるということなのですから
積極的に使ってよい機能だと思われます。

レバーやパッドにはそれらの立ち回りがあるように、こういったレバーレスにはレバーレスなりの取り組み方、対応策がちゃんとあるのがKOF15の良い点だと感じました。

とはいえ、いくら一部コマンドが緩和されたとしても、入力動作は自分で練習して習得する必要がありますので、レバーレスが極端に有利というわけでもないと思います。

実際、先日のEVO 2023のKOF15部門で優勝したシャオハイ選手はレバー使ってますしね。
(まああの方はレベルがあまりにも高すぎて何を使っても勝てるんじゃないかと思うけど😅)

とりあえず私はKOF15をレバーレスで遊んでいくつもりなので引き続き特訓を続けたいと思います🙂

レバーレスアケコンでKOF15遊んでみたいな~という方のなにかの参考になれば幸いです。

それではよい格ゲーライフを( •ܫ•)

タイトルとURLをコピーしました