Tour de France 2020 レビュー | ロードレースファンならより楽しめるレースゲーム

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レビュー
ゲームを遊んだ感想です。
あくまでも個人の感想であり多くの方に当てはまるかは不明ですのでご了承ください。
そんなの違う!とか言われても、私がそう思ったことを書いてるだけなので
(´・ω・`)知らんがなとしか言えません。あしからず。

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Tour de Ftance 2020 プレイ感想

概要

Steam版Tour de France 2020をFanaticalのバンドルセールで200円で購入したので遊んでみました。

こちらのゲームです。

当記事執筆時において2021版がリリースされていますのでこちらは既に旧作となっています。
ですが2020版でも十分に楽しく遊べると思います。

さて、Tour de France 2020はジャンルとしてはレースゲームです。
一応チームメンバーを組んでレース結果だけを見るというシミュレーター的な遊びもできなくは無いですがシムの要素は同社のプロサイクリングマネージャーPro Cycling Manager(PCM)シリーズの得意とするところだと思います。

PCM2020も同じFanaticalのバンドルを使って200円で購入済みなのでこちらもそのうちレビューしたいと思います。

本作Tour de France 2020に日本語はありません
ただしレースゲームなので基本的に選手を操作して走るのがメインであり、
日本語の有無はそこまで障壁にはならないと感じました。
唯一、チームカー(監督)からの指示は英語音声かつ英語字幕で随時飛んできますので
これを瞬時に理解するのはちょっと難しいかもしれません😥

少し個人的な話をすると、私は自転車が好きで自分でも日頃からロードとMTBに乗っています。
またサイクルロードレースの視聴も好きで以前は毎年ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの3大グランツールを始めワンデーレースや1週間規模のステージレースなど放送があるものはほぼ全てをJSportsで観戦するという生活を何年も送っていました。
ここ数年は生活環境の変化もあり以前ほどサイクルロードレースを熱心には追いかけていませんが、競技のルールや戦術(そしてとかく問題にもなる紳士協定・不文律)などはそれなりに理解しているつもりです。

私のようにサイクルロードレース中継を見た経験のある方は
ゲーム中にチームカーから飛んでくる音声指示も今このタイミングでこう動けって言ってるんだろうな~
ってのはなんとなくわかると思います。

反面、サイクルロードレースにあまり馴染みのない方だと
ゲーム中のこういった作戦面やチームからの指示というのは分かりづらいかなぁと感じました😥

また後述するように、このゲームはただ走れば良いわけではありません。
残り距離と残り体力や自分の脚質、また集団内の自分の位置およぼチーム内の立ち位置や求められる役割から今取るべき行動の意味を考え・理解して走る必要があります。
更には純粋に自分の着順を上げたいという人間のエゴもあるでしょう。
その辺りの理解・読解に不慣れだとクソゲーだ!という評価になってしまうかもしれません。

逆にロードレースに詳しい方ならおおっ!と思うような要素が随所に満載。
Tour de France 2020とはそういうゲームです( ・ᴗ・ )

リエージュ~バストーニュ~リエージュを走る

Tour de France 2020に収録されている選手名は実名です。

またレースコンテンツにも実際のものが収録されており
タイトルのとおりグランツールであるツール・ド・フランスが走れます。
その他にもグランツール以外の1週間規模のステージレースや1日で決まるワンデーレースも収録されています。
また架空のレースもあるようです(アンロック要素もあるため詳しくはまだ全容をチェックしきれていません)

ゲームを起動してざっと見たところワンデーレースのパリ・ルーベが収録されているようなので、まずはこれを!と思ったのですが、
どうやらパリ・ルーベはゲーム内で経験値を溜めてアンロックしないと走れない仕組みとなってます。
(ちなみにパリ・ルーベと言えばボーネンとカンチェラーラの毎年のような激しい戦いが私は好きでした🚲)

そこで今回は最初からアンロックされており
ワンデーレースの中で最古参であり伝統と格式のある

リエージュ~バストーニュ~リエージュ

を走ってみることにしました。

レース選択画面。上段がステージレース系、下段がワンデーレース系となっています

パンチャーからクライマー、オールラウンダーに至るまで幅広い脚質の選手が活躍・優勝でき、リアルでもいろんな選手にチャンスが大きいのがこのレースの魅力です(・∀・)

リエージュ~バストーニュ~リエージュのコースレイアウト。後半のアップダウンが激しく脚をガンガン削ってきます(´・_・`)

まずは操作するチームと選手を選びます。

リエージュ~バストーニュ~リエージュはアップダウンが激しいコースレイアウトなので、勝つことを考えるならクライマーかオールラウンダーが良さそうです。
集団を絞るか逃げに入って最後のスプリント勝負に賭けるならパンチャーも良さそうですね。

一方、スプリンターは途中の登りが厳しすぎるので向かないと思います。
タイムトライアル(TT)スペシャリストも登りの面でちょっと厳しいかもしれません。
(ルーラーについては割愛。そもそもルーラーって分類は…と個人的には思うところ(´・ω・`))

私の知ってる選手で、オールラウンダーならヤコブ・フグルサング、パンチャー(オールラウンダーでもあるのでしょうけど)ならアレハンドロ・バルベルデ、クライマーならダニエル・マーティンといった原作での勝者辺りを使おうかと最初は考えたのですが、
せっかくですので夢を求めてバーレーン・マクラーレンに所属する日本の新城幸也選手で走ることにしました😊

新城選手は日本が生んだ最強のレーサーだと思う

私が知ってるころはバーレーン・メリダでしたが、2020はバーレーン・マクラーレン、そして2021年はバーレーン・ヴィクトリアスと名前が変わっているようですね。
※サイクルロードレースはチームスポンサーの出入りが物凄く激しく、その都度名前がコロコロ変わります😥

レース場面の操作・特徴紹介

以下少しレース時のゲーム解説を。
Tour de France 2020のレース場面では画面右下に表示されているスタミナのゲージを見ながら、コントロールする選手のスピード調整やスプリントをどこで入れていくかなどを考えて走ります。

黄色:速度、水色:スタミナ、赤:スプリント力。黄色のゲージがメーターの水色、赤のライン以下であればそれぞれを消耗しません。

また体力ゲージはエナジージェル(スタミナゲージ中央に残量表示)を食べる事でレース中に補充が可能です。
この体力管理要素が普通の自動車等でのレースゲームとは大きく異る要素になっており、
サイクルロードレースに明るい方なら「正にあるある!」と共感できるポイントだと思います😊

レース中のポイントをざっとまとめると(以下Xbox360コントローラーのキー設定です)

  • 黄色のゲージでスピードを調整する(コントローラーのRTを細かく調整する)
  • スピードがゲージ内右上の水色のラインまでならスタミナ(水色の円環ゲージ)は消費されない
  • 風の抵抗とスリップストリームの要素がある
  • 下りやスリップストリームに入ることでスタミナゲージは徐々に回復できる
  • Xボタンで指定した選手の後を自動で追走できるが、対象選手と自分の脚質や能力に差があると着ききれずに離される事も(特に登りで顕著)
  • 斜度の厳しい登り坂は赤のスプリントゲージを消費して行うスプリント(Aボタンを連打)を実行しないとなかなか登れないことも
  • エナジージェルは赤と水色の2種類あり。Yボタンで切り替える(ただし反応が鈍いことがある)。Yボタンを推し続けることでジェルを継続して食べる
  • エナジージェルはコース途中の補給ポイント以外では補充できない
  • サンドイッチやエナジーバー、コーラといったジェル以外の食べ物はない(´・ω・`)カワイソス
  • 水分の補給・管理の要素はない
  • チームカーを呼んでの補給はできない、チームメイトからエナジージェルを分けてもらうこともできない(ざっと確認したけどやれそうなコマンドが見当たらなかったのでたぶんできないと思います)
  • いわゆる「大地に栄養を与える」(レース中に水をたくさん飲むのでその分発生する生理現象💦)ような行為は描かれない
  • 落車はないし斜行のペナルティも無いので位置取りは割と好き放題(・∀・)
  • ちなみに選手の顔グラは全員全て一緒です(´・ω・`)ブキミ

という感じです。

レースシーンについてはそこまで操作がシビアではなく
体力の要素も含めてうまく自転車レースをゲームに落とし込んであるなぁと感じました。

このゲームはとにかく体力をいかに温存して勝負どころまでたどり着くかがポイントです。
はっきり言って、好き勝手に走ってたら体力が即無くなってDNF(Did Not Finish:リタイヤ)へ一直線になります(´・_・`)

ですので最初から逃げに乗るのはかなりリスキーで難易度も高く、
特に自分から序盤にアタックして逃げ集団を作るというのはかなり難しいと感じました。

バースデーアタックやご近所アタックは止めておいたほうが良いでしょう( ´Д`)

戦術としてはだれか選手の後ろに入りひたすらツキイチになってスリップストリームに入り続けるのが得策です。

先頭交代もしなくていいです。
先頭交代の必要はありません(大事なことなので2回)

実際のロードレースでこんな事をやったら周りから罵倒されること間違いなしですが
、このゲームでは特にお咎めは無いようなのでストーカーツキイチ作戦が良いと思います(^_^;)

レースハイライト

以下画像中心でリエージュ~バストーニュ~リエージュを実際に走ったレースハイライトなど紹介します。

チームはバーレン・マクラーレンを選び、
新城選手をデフォルトメンバーと入れ替えてエントリーしました。

コース図に示されたジェルの補給ポイントは2回あります。
1回目の補給ポイントがスタートからおよそ残り半分の距離とかなり遠いので、
ここまでで体力を使い切らないようにマネジメントしたいですね。

レース序盤の逃げ集団形成は見送り。

途中で第2逃げ集団を作ろうと積極的に前に出て仕掛けてみたものの
誰もついてこなかったので止めました(スタミナを余分に消費しただけ(´・ω・`))

先頭とプロトンとはおよそ3~4分の差の範囲で淡々とレースは進みます。

残り100kmで先頭との差は2’37”となり、かなりハイペースなレース展開です。

キツイ登りの名所に差し掛かるとカットインで坂の名前と勾配が出てくる演出があります。

アスタナのフグルサングらと一緒に集団前方にいて、下りで突き放してあわよくばプロトンをちぎって第2集団を作ろうかと試みました。
今の所まずまずいい位置に付けているっぽいです(・∀・)

急勾配だと普通に漕いでも全く登らないので、そのような時は赤のゲージを消費してAボタン連打のスプリントで登ります。

正直、新城選手はクライマータイプではないので
キツイ登りではどんどん後ろに下がってしまいます(´・ω・`)

激坂を終えて残り75kmを切ったところで後ろからクヴィアトコウスキーがアタックを仕掛けてるのに気が付きました。

道路中央線付近、11番クヴィアトコウスキーのアタックに気がつく💡

彼はロード世界選手権で優勝実績もある超強力な選手。
その彼についていければ上位に入れそうなので新城選手も必死に追いすがらせます。

が、しばらくは喰らいついていけたものの、
残り体力ゲージの関係でここの平地~下りアタックにそのままついていくわけにもいかず、離されてしまいます( -_-)

残り31kmになったところでプロトンが急に減速。
追うのを止めてしまいました(´・ω・`)

31kmで先頭との差が3’22”。
10km1分の法則で平地なら集団でガンガン先頭交代して回して行けば追いつけなくもないと思うんですが、残りのコースレイアウトでまだそれなりの起伏があるのがリエージュ~バストーニュ~リエージュの難しいところですよね(´・_・`)

ここで考えました。

  1. プロトンの先頭に立って集団コントロールを試み、先頭に追いつき全員でゴールスプリントを目指す。自分はプロトン内のチームメイトの勝利のために潰れ役になる。
  2. プロトンの先頭を引くふりをして、アタックしここから小規模第2集団を形成して逃げる。少しでも自分の上位入着を求める。

ロードレースを知ってる方なら新城選手の役割は1でしょう。
ここから2の選択はありえません。やったら監督から怒られそうです(^_^;)

※なおこの時ゲームに不慣れなため、逃げ集団にチームメイトがいることを全く把握してませんでした😥
なので現実だとここでの最善手は何もせずプロトン内にとどまって、逃げ集団を作ろうとする輩がいたらそれを潰すのが役割になります。

が、これはゲームですから2を選択

が、何度か様子を伺いながらちょいちょい仕掛けたのですが誰も反応しません(´・ω・`)
仕方ないので残り24kmの登りで単独アタックしました。
先頭とはもう6分30秒近く離れているのでここからではもう集団でも追いつくのは無理。
個人の成績狙いに切り替えです。後から監督に怒られようが知りません🐤

もうエナジージェルなんて全く無いので、スタミナを切らさないようにときには速度を抑えながらも独走していきます。

残り10kmを切って前にいた先頭逃げ集団から落ちてきたグループに追いつきました。
彼らが先頭とどのくらい離れているかは分かりませんが、この集団と一緒にゴールまで行ったほうが良さそうです。

チームメイトのモホリッチもこの集団にいました。
彼はジュニア時代とU23で世界選手権のタイムトライアルで優勝している超有望な若手。
本来であれば新城選手はこの集団で彼のために前を引いてアシストすべきなのでしょう。
そう彼をアシストするために後方から単独アタックして合流したんですよね~。
嘘ですが(^_^;)

でもこれはゲームですから(2回目)

残り1.5kmでS字コーナーのライン取りを利用して外→内に振ってアタック。
絶対に監督に怒られるやつですね(^_^;)
次のレースではもう使ってもらえないかもしれません(笑)

残り300m。もうスタミナがほとんど残ってません。

残り200m。集団がすごい勢いで追いついてきました。

ゴールしたものの、モホリッチも怒りの追い込みで着順が微妙な感じに(笑)

レース後のハイライトで確認すると新城選手が先にゴールしていました!

リザルトです。

1位はアルペシン=フェニックスのファン・デル・プールでした。
シクロクロスの圧倒的王者はやはり凄いですね(゚д゚)
東京五輪は転倒もあり残念でしたが…。

途中で目をつけたクヴィアトコウスキーは10位。
先頭と3秒差の10位なので彼にずっと付いていければ1着争いに絡めたかもしれません。
こういうのを見て、やはり自分の戦術眼は正しかったのだ( ̄ー ̄)ニヤリ
とニヤニヤして後から楽しむのもいいと思います(笑)

新城選手はチームトップの18位でした。
モホリッチが19位。
まあこの順位で1着違いならあんまり怒られないのかもしれません(^_^;)

以上、Tour de France 2020でリエージュ~バストーニュ~リエージュを実走したレポートでした。

なおバーレン・マクラーレンのチーム成績は14位でパッとしませんでした。
コレは監督から後で教育やろなぁ(´・ω・`)

Tour de France 2020 良いところ

実際にリエージュ~バストーニュ~リエージュを走ってみて、
Tour de France 2020はサイクルロードレースのあれこれをうまくゲームに落とし込んであると思いました。

特にスタミナ管理を考えて走るという要素がとてもよく表現されており、
考えて走らないと即リタイヤに繋がります。

スタミナについては補給ポイントでエナジージェルが都度手に入ると言っても、
レースが終盤に近づくにつれて徐々に体力管理がシビアになってくるバランスが絶妙に設計されています。

またサイクルロードレースで実際に行われている、

  • レース序盤のアタック合戦に乗るか?
  • 乗らない場合はプロトン内でどういうポジションを取るのか?
  • 第2逃げ集団を形成する動きに乗っていくのか?
  • 最後までプロトンに残ることを選択した場合10km1分の法則に則って逃げ吸収のための集団コントロールに加わるのか?
  • それとも何もせずに体力を温存し続けて最後のスプリント勝負に賭けるのか?

などなど実際のレース中に考えなければいけない(と思われる)ことを、このTour de France 2020では実際に体験できてしまうのが素晴らしいです。

Tour de France 2020 良くないところ

Tour de France 2020の実際のレースシーンについては
あまり大きな不満点は無いのですが、あえて不満点を挙げるとすれば…

UIが使いにくい(ていうか酷い)

このゲームはUIがとにかくダメです。
出たいレースを選ぶ→チームを選ぶ→選手の入れ替えを選ぶ→コース概要図が表示される→やっぱり前の画面に戻って選手やチームからセレクトし直そう~と思った場合、前の画面に戻るという行為が出来ません( ´Д`)
戻るのボタンを押すとTOPメニューに戻って最初から出たいレースのセレクトし直しでございます┐(´д`)┌

今頃こんな不便なUIがあるんか(゚Д゚)ゴルァ!!と正直思いました。
この設計にGOサインを出した人は金輪際二度とゲーム開発には携わってほしくないというレベルでの不満を感じました。

ナショナルチャンピオンジャージが選択できない

選手のジャージでは特別なUCIチャンピオンジャージ、UCI タイムトライアルチャンピオンジャージ、ヨーロッパチャンピオンジャージ、ヨーロッパTTチャンピオンジャージを選択することが出来ます。

一方でその選手の母国のナショナルチャンピオンジャージは選択できません( -_-)

一応各国のチャンピオンジャージを来ている選手がいるので
ゲーム内にデータとしてはあるのだろうと思いますが、
別の人に付け替えることが出来ないみたいです。

権利関係とかあるのかもしれませんが、ナショナルチャンピオンジャージも選べるようにしてほしかったですね。

一部チュートリアルがクリアできない

ゲーム内の操作に慣れるためチュートリアルが設けてあるのですが、
その中のエナジージェルを補給するチュートリアルがどうやっても完了できません( -_-)
これについてはSteamのコミュニティ内でも同様の問題を指摘している方がいらっしゃるので何らかの不具合だと思われます。
なおだいぶ前に指摘されてるのに全く直す気配がないところを見ると、開発の態度にはやや問題があると思います。

レースの時間が長い

これを不満点と見るか良い点と見るかは微妙なところですが、今回取り上げたリエージュ~バストーニュ~リエージュの場合、1回のレースに実時間で1時間30分ほどかかりました。

本作のリエージュ~バストーニュ~リエージュの距離は257kmです。
その間ずっとボタンを押して速度調整して体力管理も行うので結構疲れます。

サイクルロードレースというテーマである以上、ゲーム内のレース速度が劇的にUPすると言うことはおそらく無いので他のレースを遊ぶ時も似たりよったりの距離に応じた時間がかかると思われます。

一方、実レースでは5時間6時間平気で走るわけですから
それをある程度はゲームでもリアルに反映していると思えば
これは良い点と言えるかもしれません。

また良い点で上げたように、ロードレース内の立ち居振る舞いや駆け引きを実体験出来る事を考えると、長いレース時間が必要というのは必然的とも言えます。
そしてこの事はリアルにレースを体験したい!という観点で見れば、大いに良い点であるとも言えるでしょう。

レース時間については良い面と悪い面の両方あるという印象です。

おわりに

Tour de France 2020はサイクルロードレースという
日本での世間的にはややマニアックなスポーツをレースゲームに落とし込んである良作だと感じました。

一般にレースゲームと言うと、とにかく早く走る!スピード重視!と思われがちですが
このゲームは単純な速度だけでは測れないサイクルロードレースの奥深さを体験できるのが素晴らしいです。

一方でサイクルロードレースにあまり馴染みが無い方には速度を出してアドレナリン全開で走る~という内容ではないので、
従来のレースゲームと同じ感覚で接するとつまらないゲームに映るかもしれません😥

ということでTour de France 2020はそれなりに人を選ぶゲームだと思いますが、
ロードレースファンであったり普段から自転車をスポーツとして愛好している人にはとても刺さるゲームだと思います。
私はリエージュ~バストーニュ~リエージュを実際に走ってとても面白かったです。
このゲームは素晴らしいというのが率直な感想です😊

本レビューではワンデーレースを1回のみのプレイでしたが、
これからも自分の好きな選手を選んでワンデーレースを獲ったり、夢のツール・ド・フランス総合優勝を目指したりと色々と遊び方ができそうです。

今年はもう原作のツール・ド・フランスは終わってしまいましたが
来年このゲームの2022版がリリースされるなら、
実際のツールと同じ日程で1ステージずつ遊んでいって現実と比較して楽しむという遊び方もできそうですね😊

Tour de France 2020はプレイ時間がかかるので
毎日バンバン数レースを遊ぶ!というのはちょっと大変ですが
逆に長く楽しめそうなのでこれからものんびり遊んでいきたいと思いました😊

以上でTour de France 2020の感想を終わります。

Tour de France 2020が200円で買えるFanaticalのバンドルについてはこちらの記事で紹介しています。

Tour de France 2020のプレイにはコントローラー必須とのことです。
当記事に関するゲームプレイはXbox 360コントローラー(有線)で行いました。

パクリ似たような中華製コントローラーも多々ありますが、
やはりマイクロソフト純正を使ったほうが安心できると思います😥

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