硬派な政治アドベンチャーゲームとしてSteamで評価が高い
Suzerain
を遊んだ感想1回目です。
このゲームはずっと前からやりたいと思っていたタイトルです。
中身は硬派でやりごたえのあるテキストベース政治ゲームですが
それでいて操作性はクリック中心の簡単になっているのも良い点です😊
SuzerainはHumble Choice 2022年4月度にも含まれています。
日本語化について
まず日本語化のお話から。
Suzerainは元々英語オンリー(当記事執筆時において)のゲームですが、有志の方がお一人で作成された日本語化ファイルがあります。
日本語化に関するリンクを直接貼って良いのかがよくわからないのでリンク貼りは避けますが😥、
SteamのSuzerainのページにあるレビュー内に
感謝感激雨あられです🙏
日本語化に関する記載がありますので参照してください。
日本語化ファイルの入手がPCやネットに慣れていないとちょっとわかりにくいのですが、
説明が書かれたテキスト文を読み、配布物のあるGoogle Driveまでたどり着いたら、
手順書だけでなく日本語化用のファイルをフォルダごとダウンロードする必要がありますのでその点注意してください。
ただ、私が日本語化を行った際はうまく行かずに詰まった点がありました😥
手順書の通りに作業を行ったのにそれでも日本語化されない、ゲームが文字化けして変な状態になってしまう…という場合は、一連の日本語化作業を行った後、PCを一度再起動すると日本語化が反映されるようです。
※Suzerainだけ、あるいはSteamクライアントだけをいくら再起動しても反映されません。
私はこの「一度PCごと再起動しないと日本語化やModがうまく適用されない～」というのは過去に他のゲームでも経験があったため、なんとか解法に辿り着きましたが、
こういった経験をお持ちでない方はなかなか原因が分からず困るかもしれません💦
ご注意ください🐣
元々の英語から
日本語化されます
日本語化が適用されるとSuzerain起動直後のオートセーブに関する注意書きからすでに日本語になります。
ここの箇所で日本語化が適用されたかを見分けると良いでしょう😊
このSuzerainというゲームはとにかくテキストの量が膨大で、
これを日本語化、ましてやたったのお一人で行ったというのは凄まじい作業量であったろうと想像できます。そうとうなご苦労もあった事でしょう😥
改めて日本語化ファイルを作ってくださった作者様には感謝ですm(_ _)m
それから、私たちはあくまでも日本語化ファイルを使わせていただいている立場にすぎません。
日本語化製作者様に文句を言う事はくれぐれもやめましょう。
大統領になって複雑な国を率いる政治がテーマのゲーム
ではSuzerainを遊んでいきます。
このゲームの背景を簡単に説明すると
- 主人公はソードランドという国の大統領に初当選したばかりの人、アントン・レイン(おっさん)
- ソードランド国は地政学的に共産主義と資本主義に周囲を囲まれた小国
- 経済的・軍事的問題を抱えている
- 内部も複雑な民族構成になっており国内地域によって失業の問題や貧富の差もある
- 内政では女性の権利等の問題も抱えている
- ソードランドは独立してからまだ歴史も浅く、歴代大統領も共産主義と資本主義の間で揺れ動き失脚している
- 外交では軍事的危機にも直面している
- 内政では主人公の支持母体である与党は議会の過半数を取得しているが野党および中立を合算した合計との差はあまりない。
また憲法改正に必要な3分の2以上の議席を与党1党では確保できていない。 - ソードランド国は議会、裁判所、軍部が権力を持っている。そこに大統領の権限をどう扱うかという問題も存在しているいる。
- ゲームはテキスト選択式のアドベンチャーゲーム風
- ただし何を選んだらどういった方向に影響を与えるかについてはすぐに数値では閲覧できない(一部投資等についてはすぐにわかります)
- 辞書機能が充実しており重要な単語、人物等の詳しい説明が閲覧できる
という感じです、主人公は就任ほやほやの新米大統領ですが🐣、
このソードランド国はとにかく問題が山積みでして
内部外部ともに難しい国の舵取りを任された胃の痛くなりそうな大統領となっています( ´Д`)
そんなSuzerainの舞台であるソードランド国の歴史的背景についてはこちらのYoutube動画にまとめてあるようです。
こちら、とてもためになる動画で、自動翻訳機能を使えば言わんとしていることはなんとか読み取れますので、ゲームをやる前にこれを最初に見ておくとソードランド国の置かれた厳しい状況が飲み込みやすいと思います😊
ここまでだと「なんだかSuzerainというゲームは難しくて面倒くさそうだなー😰」と思われるかもしれませんが、
ゲームの進行自体はあまり難しいことはなく、やることは基本的にクリックによる選択肢選びで進行します。
しかし、選んだ選択肢がどのような結末に繋がるかは選択時点では分かりません。
またその時の選択が未来の結果に直結しているのか、あるいは何らかのフラグ立てになっているのかもわからないため、
正直、国の大まかな方向性(共産主義に行くか資本主義に行くかなど)以外はフィーリングで選ぶしかなさそうです😅
以下いくつか画像を貼ってみます。ゲームの雰囲気を感じ取れれば幸いです😊
ゲームをスタートするといきなり選択肢かよ ソードランドッパリらしいなまず選択肢が提示され、主人公であるあなたがこれまでの人生でどんな足跡を辿ってきたか、物語を作っていきます。
スーパーファミコン版ドラクエIIIの性格判断みたいな感じですね🐧
年表ごとにどんどん選びます。
この一連の選択によって内部フラグがもりもり立ってるんでしょうね～😥
大統領として公約したことを守らないと、国民から不満の声が出るかもしれません💦
レイン大統領の見た目はいくつかのテンプレを組み合わせて変更できます。
今回は白スーツという、龍が如く0の桐生一馬風衣装をチョイス😅
ゲーム中にハイライトされた単語をクリックすると左に辞書が開いて詳細を教えてくれます。このUIはかなり良いと思いました。
分からない単語や人物が出てきたらどんどん辞書を読むことでソードランドに関する知識が深まっていきます。
法案の状況をチェックしたり
議席の状態などもチェックできます。
250議席(ソードランド国は1院制みたいです)に対して与党は130でその他を合算すると120です。
野党が結束し与党内に反発勢力があればひっくり返りかねませんね…😥
私はこの画面を見てすぐに、無党派の10人をなんとか取り込みたいと思いました。
どうなるでしょうか？😅
さて、このSuzerainにはチュートリアルが無いため、
ゲームがスタートしていきなり何をすればいいの？とちょっと戸惑うかもしれません。
どうやら地図内にビックリマーク！が表示されている箇所をクリックするとイベントが始まる仕組みらしく、困ったら地図を見て！のところをクリックで良いと思います。
⬆の画像のようにお話中に選択肢が複数提示されますので自分が最適と思ったものを選んでストーリーを進めていきます。
基本的にSuzerainでやることは文章を読む→提示された選択肢を選ぶ→読む→選ぶの繰り返しです。
内容を書くとネタバレになるので詳細なストーリー展開については触れないようにしますがちょっとだけ書くと、
大統領就任の初日からとんでもないことが起きます😰
アントンレイン大統領は無事に任期を終えることができるのか、そして任期終了時にいったいどんな結末になっているのか気になるストーリーが繰り広げられます。
おわりに:地球上にありそうな国の舵取りを疑似体験できる良作
以上、Suzerainの最序盤を遊んでみたという内容でした。
このSuzerainというゲームは、まるで地球のどこかに本当にありそうな国を大統領となって舵取りするという仮想体験を味わえるよいゲームだと感じました。
こういうのが遊べるのが、まさにPCゲームならではでとても良いところだと思いました。正直、この内容のゲームを家庭用機でいきなり出すのはなかなか難しいでしょうね。
Suzerainは硬派な政治ゲームですが、かといってとっつきにくいわけではなく、
テキストを読んでクリック選択だけで進行するという手軽な操作になっているのも良いですね。
Suzerainについて概ね好印象を持っていますが、2つだけ難を挙げるとすれば
まずひとつはゲーム中のロードが異様に長い点があります。
Suzerainはテキストベースのゲームなのでそんなにグラフィックが重いとかCPU専有が高いとは思えないのですが、他のゲームに比べて異様にロード時間がかかります😥
そこまで頻繁にローディングが入るわけではありませんがもうちょっと早くなればと思いました。
次に2点目は全体マップです。
移動に変な慣性がかかっていて動かしづらいのとどっちが北かがわかりにくいです。
方角についてはゲーム中にそこまで意識しなくても良いものの、西側の〇〇国、東側の△△～という感じで東西で表記されることも多々あります。
マップのどちらが北かよくわからないのでこの判断に困る場面がありました😥
Suzerainのプレイは私もまだ序盤中の序盤ですが、このゲームは初見プレイでうまくいくとは到底思えないです。任期をちゃんと全うできるのかもすでになんか怪しそうな…😅
おそらく何度かリプレイしてソードランド国の行く末を見守ることになりそうです📝
1回のプレイにどのくらいの時間がかかるかは分かりませんが、またゲームを進めたらレビュー(感想)を書いてみたいと思います。
それでは( •ܫ•)
