[DIY] 自作Hit Boxの製作 #6 | 木材を破損せずにボタン穴を開ける簡単な方法

スポンサーリンク
ゲーミングDIY

格闘ゲーム用のレバーレス・アーケードコントローラー

Hit Box(ヒットボックス)/レバーレスアーケードコントローラー

を自作していこうというゲーミングDIYの企画、第6回目です。

Hitboxの既製品はこういったものになります。

前回#5でアカシア集成材の天板にボタン穴を開けたものの2箇所大きく破損してしまいました💦

その後、極力破損させずに穴を開ける方法を見つけたのでその辺りを中心に書いてみたいと思います。

当記事の内容を参考に諸々の作業を行う場合は全てを自己責任において行ってください。
特に工作時にはケガ等ないように安全管理にはお気をつけください。

[Disclosure:記事内のテキスト・画像にアフィリエイトリンクを含みます。詳しくはサイトポリシーをお読みください]

スポンサーリンク

マスキングテープ+当て板で穴あけ時の破損を防ぐ

前回#5の作業ではボタン穴を開けた天板が2箇所破損。

こういったダメージの大きな割れは#4で揖保乃糸の箱に穴あけ作業を行った時は発生しませんでした。

あちらは赤松集成材(たぶん)、今回はアカシア集成材、
前回はホールソー、今回はドリルビットという違いはあるものの、
それらの違いに起因するものなのか?それとも他に何か要因があるのか?と考えてみました。

これが穴を開けた揖保乃糸の箱です。で、見てて1つ気が付きました。

揖保乃糸の箱には揖保乃糸のシールが大きく貼ってあります。

私の仮説は、シールが天板に貼ってあることで穴を開けた時に開口部周囲のえぐれを抑えてくれるのではないか?🤔というものです。

コンパスで開ける穴のサイズの円を描き、その周辺にマスキングテープを貼る

ということで天板以外にもヒットボックスケースに穴あけが必要な
側板への作業時にマスキングテープを貼ってみることにしました。表と裏の両面に貼ります。

ケース奥側に当たる、長辺用側板の1枚に直径24cmの穴を5箇所開けます。
これはホーム、スタート、セレクト、L/Rスティック押し込み(PSでいうところのL3、R3に該当)するボタン用です。
(今回使っているBrookのZero-Piボードにはターボキーの出力もありますが、今や使えるゲームもあまりなさそうなので今回はなしにしました。)

また奥側の側板中央にもう一箇所穴を開けます。

表側はタイプA

裏側は通常のUSB口

こちらはUSBポートの変換コネクター(ABタイプ)です。
Zero-Piボード基板への接続口はUSBタイプBになります(よくあるプリンターケーブルと同じ)。

ボードの口にUSBタイプBコネクタを差し、反対側のUSBタイプAコネクタをこの変換コネクタの裏側に指します。
そして別途用意したUSBタイプABケーブルのBコネクタを変換コネクタの外側(表側)の口に挿し、ケーブル反対側のタイプAコネクタをPCのUSBポートに接続します。
これでコネクタの取り外しが可能なアケコンケースができます( ・ᴗ・ )

こんなことをわざわざしなくても、Zero-Piボードから1本のケーブルで繋いでも良いのですが、メンテナンスやケーブル取り回しを考えてこの様にしてみました。

このUSBコネクタはAliExpressで買いました。
(日本のお店にもありましたが高かったです)

こちら⬇の製品を買いました。(画像クリックでAliExpressに移動)

なお商品の設計図?では径が22.2mmとなっていますが、実際に届いた商品をノギスで測ると23.5mmでした。この辺りは中華クオリティです( -_-)

またコネクタ部分は金属筐体に横からネジ止めしてあり、このネジを緩める事でコネクタの位置を調整できると思うのですが、私が買ったものはハズレを引いたのか、このネジ山が最初から潰れていて微妙な調整はできませんでした。
なのでコネクタポートがやや斜めに傾いてます。中華クオリティです💦(2回目)

もう一つの手としては途中にコネクタ接続部があるスパイラルUSBケーブルを買って、コネクタ部をケースに埋め、片側に自分でタイプBの口を作るという手もあると思います。

こういうのです。(画像クリックでAliExpressに移動)

こういったスパイラルUSBケーブル、2年ほど前は入手方法が限られていてかなり高かった(200ドルぐらいした)のですが、今はAliExpressでとても安く購入できます。
なのでこういったものを導入するのも良いと思います。

私も最初は自分でタイプBのUSBケーブルを作ろうかとも思ったのですが、今回は変換コネクター式にしてみました。

自作する場合はこういったものがあればUSBケーブルは作れるようです。

箱組で筐体の完成

マスキングテープを貼った効果はとても大きく、綺麗に穴を開けることができました。
※表裏両面にマスキングテープを貼り、更に板の下に捨て板を敷き、捨て板、本材、作業台をクランプでガッチリ固定して捨て板に届くまで穴あけ作業を行っています。

さて側板の準備が終わったので出来た4枚の側板をボンドで接着します。

ボンドは小学校の授業で使うような広く普及している木工用ボンドでもいいと思いますが、私はDIYではフランクリンのタイトボンドを使っています。

早く固まって接着力もあるのでオススメです。

側板接着だけの作業過程の画像を撮ってなかったのですが😥、
この段階ではまだ上の画像にある天板は接着せず、
先に側板4枚をセリアで買ったコーナー接着用の治具(赤いプラスチックのもの)で固定し、更にダイソーで買った500円のクランプを使って長辺が短辺を挟み込むようにしてクランプ固定します。
タイトボンドは1時間もあれば十分に固まりますがとりあえず一晩クランプ固定で放置しておきました。

次に天板もクラフトボンド+クランプ固定で接着します。これまた1日放置。

その後天板が少し大きかったのでカンナで削って整えようとしたのですが、今回使ったアカシア合板の継ぎ目の一部が思いの外弱く、大きく割れてしまいました…( -_-)

サンダーを使って可能な限り削ってダメージを低く抑えましたが、えぐれが思いの外大きかったので残ってしまいました。
接着剤やパテで埋めて修復しても良いのですが、幸い見えない奥側の部分だったので今回はもうこのまま進めます。

天板と側板が固定できたら、ホームセンターで買ってきた断面が1cm×1cmの木材を箱組の内側4隅に接着固定→のこぎりで切断して面を合わせておきます。

底板のネジ止め箇所が分かるように対になるアルファベットを振ってあります。

これに穴を開けてアケコンケース底板をM3のコースレッドでネジ留めします。
M3の下穴は2.5mmなので1cm四方の小さな断面でも問題ありません。

今回使っている側板のアカシア合板の厚みが1cmですので、
箱組した側板のカドに直接穴あけして留めても良いんですが、
破損リスクを防ぐために別途1cm四方の材木による基部を設けて留めることにしました。

ということでケースが完成しました。

丸ノコ用のろくな治具がない状態で材料をカットしたのであまり精度が出ませんでしたし、カンナがけで材がところどころ割れるなどしてあまり見てくれはよくありませんが、自分で使うアケコンケースとして機能的に十分なので今回はこれで良しとします( ・ᴗ・ )

あとはこれにボタンをつけて配線すればもう使えるのですが、ここからもうひと手間掛けて仕上げにしたいと思います。

今回はここまで。
次回完成編です。

結局最初からこれを買うほうが良かったような気もする

タイトルとURLをコピーしました