アドベンチャーゲームOrwell クリア後感想

スポンサーリンク
レビュー

社会を監視するシステムOrwellを駆使して犯罪捜査を行うアドベンチャーゲーム

Orwell: Keeping an Eye On You

日本語化されたという記事を書いて

アドベンチャーゲームOrwellが有志翻訳採用で日本語化対応
社会監視システムOrwellを駆使してテロリストとの戦いを描くアドベンチャーゲーム「Orwell」が待望の日本語化対応しました。どんな感じか簡単に紹介します。

その後結局ずっと積んでたのですが、ようやく頑張ってクリアしてみました。

せっかくなので感想など書いてみたいと思います。

以下、個人の感想です。
重要部分のネタバレはなるべくしないように気をつけて書きましたが、
アドベンチャーゲームという性質上、
どうしても多少内容に触れてしまいます。
一切情報を入れたくない場合は読まないほうが良いかもしれません(。-_-。)

また画像を貼るともうそれ自体が少なからずネタバレになるので、
この記事には画像はありません。
文字ばっかりで読みにくくて申し訳ありません(´・ω・`)

スポンサーリンク

クリア後に色々考えさせられるゲーム

ゲームの流れ

Orwellのゲーム概要をざっと書くと

  • 主人公は社会監視システムOrwellの操作オペレーターとして政府に雇われた調査員
  • 域内で爆発テロ事件が起こり、Orwellを通してその操作を任される
  • システム的にはポイントクリック型に近いアドベンチャーゲーム
  • 基本的にはOrwellが抽出した青くハイライトされている箇所をシステムに登録していけばよいが、黄色でハイライトされた部分は複数の情報源から矛盾を示している場合があり、その選択によっては展開が変わってくる(らしい)
  • 一旦Orwellに登録したデータは消す/上書きすることができないっぽい?
    (私はやり方が分かりませんでした)
  • 基本的に時間制限は無いが、ゲームの最終盤にOrwellへの登録数が制限される場面が出てくる。
    その際不必要な情報を上げるとうまく行かなくなるかもしれない()
  • 一番最後に誰をどう取り扱うかによってエンディングが分岐するのかもしれない(試してないので不明)。
  • クリア後に社会のありようについて色々と考えさせられる内容

制限があるシーンでは、
―今から20個だけOrwellに情報を登録する時間敵猶予がある―
という展開になります。

この時2人の容疑者がおり、それぞれの隠れ家住所が5箇所=合計10箇所あります。
で、その住所が一覧できる2枚の地図情報にたどり着くまでを
残りのたった10個のOrwell登録だけで行けるのか?
と考えた場合、私にはどうも無理っぽい気もしました…(´・_・`)
ゲーム上では上司に身柄確保に至らなくて怒られるんですが、これを回避して逮捕まで行けるのかは不明です。

 

 

私は容疑者Aの写真からキャンプ場が怪しいと踏んでそこをOrwellに登録したのですがそれだけでは身柄確保に至らずダメでした(´・ω・`)

ちょっと気になる点

Orwell自体はクリアするなら5時間もあれば一応エンディングにいけます。

ただこのOrwell、ゲームとしては斬新なシステムだとは思うのですが
操作性はイマイチで正直やっててかなり疲れます( ´Д`)

基本的に情報を読んでハイライトされている要素をシステムに登録していけば話は進んでいきますが、とにかく操作系が良くないのでストレスが溜まりました。

またOrwellは有志翻訳を公式が採用して日本語化したという形で日本語が提供されています。有志の方には感謝ですね。

ただ、この日本語なんですが
特に一番最後の最後のところで表記がちょっとこなれておらず、
女性が急に男性のような口調で喋りだすので、

この人本当に女性なのか?別人がなりすましているのか?

って思ってしまうんですよね。
とくにこの「なりすまし」ってのが今回の一連の事件に関する捜査/推理の肝になっているので、ここはちょっといただけないと思いました(´・ω・`)

有志の方々に文句を言える立場ではないのですがここの所がもうちょっと上手いこと作られていれば…と思った次第です。

クリア後感想

Orwellは社会を監視し、そこに住む人達のプライバシーも何もあったもんじゃないという世の中を描くゲームです。

特に一番最後、「誰をどう取り扱うか」ということについては正解が無いとも言え、色々と考えさせられる内容でした。

現実世界でも今の世の中、街中に監視カメラがあり、ネットの規制、国民に割り振った番号にいろいろな個人情報の紐付けなどなど…とにかく色々と監視が可能な状況にじわじわと進みつつありますよね。

これらは犯罪防止という点では良いことなんでしょうけど、ちょっとやりすぎなんじゃないのか?と思うような節も色々あるかと思います(´・ω・`)

Orwellはこういった世の中を風刺するゲームだと感じました。

最後に

Orwellはクリアまでかかる時間は短く、
私は4.7時間でエンディングでした(実績達成は44%でした)。

ただぶっ続けでやると、操作性の問題からかなりストレスが溜まるので、
ゲーム内で1日終わったら続きは現実世界でも翌日…
って感じのペースぐらいが無難かと思います。

結局ゲームとして面白いのか?と聞かれたら、そこはちょっと微妙かもしれません。
正直、人によって意見は分かれそうです(´・_・`)

1,010円という価格はどうか?と言われると、プレイ時間が短いものの1回で全部の要素・実績を回収できないでしょうし、何回か遊ぶことを考えるとまずまず1,000円ほどの価値分はあるかと思います。

セールもありますので安くなるのを待ってもいいかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました