私は格闘ゲーム用のコントローラーとして
レバーレスアーケードコントローラー(いわゆるHitBox:ヒットボックス スタイルのもの)
を自作して使っています。
ですが、最初に購入したボタンがあまり性能がよろしくないものを買ってしまったようで、ボタンの出っ張り高が高すぎるわ、押した後の戻りで引っかかるわ、押すたびにビヨ~ンと大きな音はするわでどうも操作がし辛い…😥
(AliExpressで買った激安ボタンです)
ということで
Punk Workshopからリリースされたばかりの2023年最新型ボタンを購入してみた
ということを以前書きました。
そちらが無事に届きましたので
- 購入から発送、到着までどのくらいかかったのか
- 早速使ってみた感想
などを書いてみたいと思います。
Punk Workshopのレバーレスアケコン(やボタン)を買ってみたいけどどうかな~という方の参考になれば幸いです🙂
※既製品のHitboxはこちらになります。
また当記事の内容を参考に諸々の作業を行う場合は全てを自己責任において行ってください。
特に工作時にはケガ等ないように安全管理にはお気をつけください。
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Punk Workshopの(2023年8月)最新ボタン到着までの流れ
この項では実際にボタン購入後、どのくらいで届いたのか
どういった発送方法や梱包だったのかなどをメモとして残します。
購入から発送まで
ボタンをPunk Workshopの公式サイトで購入したのは2023年7月9日でした。
今回私が購入したのはアケコン用のボタンです。
レバーレスアーケードコントローラーそのものではありません。
購入したのは
- 24mmボタン11個
- 30mmボタン1個(上入力用)
です。
レバーレスアーケードコントローラーの天面ボタンを全部置き換える分を購入しました。
今回購入した2023年8月のPunk Workshopの新型ボタンですが、
購入の時点で発送は8月になってから~という予約販売の状態でした。
SNS等を拝見すると7月下旬に到着している方もいらっしゃるので人や注文内容によってまちまちなのかもしれません。
なお私も、SNSで7月下旬に到着している方と同じ7月9日に注文していますが、
私はその日の夜になってから注文、その方はより早い時間帯に注文なさっているようです。
ここも到着時期に差が出たかもしれませんね。
さて8月に入り、8月5日に発送が行われたとPunk Workshopの公式サイトの購入履歴に表示されました。
なおメールアドレスをアカウント情報として登録し、各種メール連絡を受ける設定もしていましたが、メールでの通知はありませんでした。
ですので注文後はPunk Workshopのサイトにある自分のアカウントの購入履歴のページを適宜チェックしておくと良いと思います。
ボタン発送~到着の流れ
このように2023年8月5日に発送がスタート。
中国 広東省 東莞市にある沙田鎮というところから発送されたとのこと。
発送は4PXという業者で行われています。
Punk Workshopのサイトで注文番号を見ると発送状態の追跡ができるようになっています。
この様にサイト内で詳細が確認できるのはとてもよい仕組みだと思いました。
ただPunk Workshopのサイトで追跡できるシステムはTrack17のシステムを使っています。
Track17はAliExpress等の発送追跡でよくお世話になるよいシステムですが、若干輸送状況の反映が遅いです。
私は今回4PXの公式サイトに追跡番号を入力して随時チェックしました。
こちらの方が情報反映は早かったです。
なお5日に発送が行われて、そこから次の動きが出たのは8月10日です( -_-)
理由は分かりませんが、中国国内での集荷にかなり時間がかかる感じです。
ネットを見ますとどうも4PXはこの初動までの謎の待機時間が1週間ほどかかる場合もあるのだとか😥
その後の流れはスムーズでした
11日に中国 深センの物流拠点に荷物が届き
13日に航空便が日本に向けてスタート
14日に大阪のりんくうに届き、税関を通過
15日に私の手元に到着しました
日本での輸送は佐川急便でした。
大阪から私の家までは通常の荷物は2日ほどかかると思うのですが今回は早かったです。
今回の輸送、動き出すまでは時間がかかりましたが
いざ輸送が始まると、お盆の時期、そして先週も今週も中国/日本の両方で台風の影響があった割にはとてもスムーズだったと思います🙂
Punk Workshop押しボタンスイッチの状態
梱包はこのような小さなダンボール箱でした。
中に緩衝材はありませんでしたが
ボタンの入ったジップ袋を空気で膨らませてあり、
それで緩衝効果になっていました。私はこれで十分だと思います🙂
納品書等は何もなく、商品だけが入っていました。
中身はこんな感じデス。
…
注文したより多く入っとるがな😰
注文したボタン11個はもちろん問題なく、色も指定したものがちゃんと入っていました。
が、なぜか青と赤のボタンを1個ずつ余分にいれてあります。
更に
スイッチの予備パーツが5つも入ってました😮
もちろん注文してません(そもそも現時点で中身のスイッチだけをショップで購入できない)
いずれにせよこれはとてもありがたいです😋
もし使い込んで故障しても5個までなら交換で凌ぐことができそうですね。
またSNSで拝見しますと、この予備スイッチをもらったという方がいらっしゃったので、おそらくサービスで付けてくれてるんだと思います。
なので先述の赤と青の24mmスイッチもおそらくサービスかと。
またこれは私の想像でしかありませんが、おそらくスイッチ/予備パーツが多く入っていたのは、万が一初期不良だった場合に返品交換やクレーム対応、返金対応などをするよりも、その予備パーツで対応してもらったほうがスムーズにことが運ぶ…という狙いもあっての事ではないかと思います。
とはいえ、製品そのものを予備で多くくれるというのはなかなかあるもんじゃありません。
外にもPunk WorkshopのSNSを拝見すると、関税の関係でうまく行かない場合は連絡をもらえばすぐに返金するという投稿があったりとかなり誠実なお店という印象です🙂
以下、ボタンの作りや色が気になるという方もいらっしゃると思いますので、画像を載せてみます。
※赤のボタンが私のスマホのカメラではどうしても実物よりオレンジっぽく写ってしまいます。
実際にはちゃんとした?赤になっています。
以下、ボタンのフレームはすべて黒(ショップ表記:black)です。
商品ラインナップには白(透明)もあります。
白
黒
青
黄
赤
緑
紫
オレンジ
カラー比較など
白と黒
赤とオレンジ
赤、オレンジ、黄
スイッチ拡大
スプリングの上下にワッシャーなどはなく、
これ単体でショートストローク化された専用設計のようですね😮
画像で撮りにくいので写真はありませんが、スイッチには
SKYL∞NG
という刻印がありました。
ここと関係あるキースイッチなのかもしれませんが、同じ性能のものは見当たらないので特注して作ってもらってるのかもしれませんね。
ボタン自体の高さが2cmと低めなので下のピンが割りと長めに見えますが、ファストン端子を普通に差す長さなので特に際立った長すぎる…とかでは無いようです。
早速、自作レバーレスアケコンを分解してボタンを入れ替えました。
ハーネスのファストン端子を抜き差しして付け替えるだけなので簡単です🙂
少し気になる点としてはこのPunk Workshopのボタン、キャップが極わずかに斜めに傾いています。
じゃあその傾きが気になるのか?というと実際に使うと何ら気になりません。
そもそもストロークが超浅いので傾きが影響することもなく入力はスムーズに行えます。
またこういった傾きは左右の遊びとして他のスイッチにもありますし、そこまで気にしなくても良さそうです🙂
ジャーン!こうなりました。
まずABXY4色ボタンをXbox360コントローラーのスタイルにしてあります。
慣れてしまえば色は気にしなくても良いと思いますが、慣れるまではゲーム内のメニューボタンを見たり手元を見て確認することも多いと思うので
色を対応させました。
私はこのレバーレスアケコンをPC(Steam)に接続する前提なので
Xbox360の色を踏襲したほうがわかりやすいと思いこのようなカラーにしています。
もしPS(プレイステーション)に繋ぐアケコンを考えている場合は、PSの◯✕□△4ボタンカラーにすると使いやすそうですね🙂
お隣は黒で2ボタン。
一番右端の2つも黒でも良かったのですが、
新しい格ゲーを遊ぶ際、最初のうちは操作を覚えるのも一苦労ですから
色で機能を意識付けられたら~という感じで、紫とオレンジを付けました。
なお今回私が買ってない以外にもう1色ピンクも販売されています。
(PSスタイルの□ボタンに良さそうですね)
Punk Workshopのボタンはカバーだけも別売されていますから、将来は置き換えても良いかと思います。
あるいは透明(ショップ上では「White」と表記)のカバーだけたくさん買って、裏から油性マジック等で塗れば色付きカバーは簡単に作れそうですね。
私はそのうち透明カバーを買ってエアブラシで塗装して好きな色にしようかな~と考えています。
Punk Workshop押しボタンスイッチを使った感想
私はこれまで激安中華ボタンしか使っていないため著名アケコンやHitbox等の純正ボタンや、他の市販高級ボタンとの比較はほぼできません。
ご了承ください。
では肝心の使い心地について率直な感想を書きます。
このボタンは素晴らしいです
最初に押してすぐ、これはよい!と感じました。
これまで使ってた中華サイトで買った三和の偽物ボタンと雲泥の差があります。
とにかくソフトに押すだけでちゃんと反応しますし、ボタンの出っ張りも従来から格段に低くなったので操作性が全く違います。
私はただのエンジョイ勢で格ゲーは弱いため難しい技術的な事は言えないのですが、
なるほど、これはボタン1つ取ってもちゃんとしたコントローラー(とボタン)を使っている人とでは大きな差が出るな…🤔と思いました。
押し心地を言葉で表現するのはとても難しいですが、
良質なPCキーボードを打鍵した時のトコトコトコ…という感じが近いです。
なんというか「しっとり」とした感じがします。
またボタンを押したときの変な引っ掛かりや戻る時の抵抗みたいなのもほぼ感じないくらい軽いので気持ちよく操作できます。
比較対象が限定されてしまい申し訳ないですが、
私が普段使っているPCキーボード リアルフォースRPG(初代)のキー打鍵よりもずっと軽くて静音です。
(リアルフォースRGBは45g≒44.1299cN。Punk Workshopのボタンは40cN)
またこの最新ボタンはプレアクチュエーションポイントが0.4mm、トータルトラベルストロークが0.9mmと激狭なので、軽い力で押すだけで入力判定が行われるのでコマンド入力がとても早く行えます。
じゃあそれだけストロークが狭いと、ちょっと触れただけで反応するほどセンシティブ(敏感)なのでは?誤作動を起こしやすいのでは?🤔と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
正直なところ、私も購入時にその点はかなり不安でした。
が、そんなことは全くなかったです。
ストロークは激狭ですが、ちゃんと押さないと入力になりません。
押し心地の軽さと、いざ押して反応するまでの抵抗?とが絶妙なバランスで成立してあるのでとても使いやすいです。
それから静音性についてはとても静かです。
最初押した時あまりの静かさにびっくりしました。
三和との比較
ホームセンターで買った三和(本物)の24mmボタンが手元にあるので押し比べてみました。
三和より軽い入力で済みますし、戻り時の反発抵抗も小さく全体的にスムーズに私は感じました。
※もちろん三和が悪いとかでは全く無く、三和には三和の良さ(入手性や日本メーカーの検品など)があると思います。
おわりに
以上、Punk Workshopのアケコン用ボタンを使ってみた感想でした。
操作が格段にしやすくなり、私はとても感動しました。
買ってよかったです🙂
ただこれは私がこれまで使っていたボタンがあまりにも良くなかったので
余計に感動したというのはあるかもしれません。
既に高価なアケコンや純正Hitboxを使っている方がこのボタンに乗り換えたときにどうか…ということは私には全く分かりませんのでご了承ください😥
とはいえこのPunk Workshopの新型ボタン単体で客観的に見てみると
- アクチュエーションポイント及びフルストロークの短さ
- 打鍵感
- 静音性
- 価格
どれをとっても素晴らしいと私は感じました。
とりあえず今からアケコンを作ろうかな~という方はこのボタンを買っておけば良いんじゃないでしょうか。
海外通販になるとは言え、ボタンそのものの価格が抑えめなのも魅力です。
市販のアケコンボタンには色々とありますが、これだけの性能で11個買っても送料込みで40ドル以下でしたのでこれはかなりコストパフォーマンスが高いボタンだと思います。
Punk Workshop製のレバーレスアケコンは長い間、ときど氏も愛用されていましたし(ときど氏は現在はHitbox社とスポンサード契約を結ばれたとのことでHitboxを使っておられるようです)、プロのしかも最上位層の方が使っておられるくらいなので性能は十分かと思います。
そのメーカーが更に改良してリリースしてきたのが今回のボタンなので、性能面では申し分ないかと思います。
ということで、興味がある方はPunk Workshopのボタンを使ってみてはどうでしょうか。
特に今からレバーレスアケコン自作する方は、私のように最初に出処の怪しいボタンを買ってお金を無駄にするくらいなら最初からこれを買うことを強くおすすめしたいです。
それではよい格ゲーライフを( •ܫ•)