引き続き年明けでネタがないので雑記です(・_・)
以前、マウス、ロジクールG300のチャタリング(クリック動作不良)を
接点復活剤を使って修理する方法を紹介しました。
⬆その時の記事の最後の辺りに、まだ続きがある…的なことを書いてました。
その続きというのが今回紹介するマウスの塗装です。
予告からだいぶ時間が経ってしまいましたが紹介してみたいと思います。
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マウスを塗装してオリジナルの外観にする
前説
対象となるロジクールのG300はこちら。
私が持っているのはもうだいぶ昔にリリースされた「G300」ですが、
現在はG300Srという型番になっているみたいですね。
機能面はあまり変わってないんじゃないかなぁと思います(実際に新型は使った事が無いので詳細は不明だけど)。
⬆からAmazonの評価を見るとなんか中古や粗悪品を送りつけられたと、激おこぷんぷん丸の方がちらほらいらっしゃるようです。
私には事の真相は分かりませんが、Amazonって「Amazonが発送」ってなってても売ってる業者は別ってことはあり得るわけで、件の方がどういった位置づけの品物を購入されたのかが今ひとつ分かりません。
万が一Amazonが公式で取り扱って販売してるのにそれが中古品だったら大問題だと思いますがそんなことが最近はあるんでしょうか…??
話がそれましたが、G300自体は価格・性能共にとても優れたマウスだと思います。
ゲーム以外に仕事で使うのにも便利なので私はオススメしたいマウスの一つです。
そんなG300ですが昔のタイプは手を乗せる部分がシルバー(灰色?)塗装で長く使ってると塗装が剥がれて下地が見えてくる素材になってます。
そうなるとマウスのボタン自体が接点復活剤で元気になっても
なんだかくたびれた外観でちょっと残念…(´・ω・`)
そこでプラモデルを作る時の要領で塗装をやってみることにしたー。
というのが今回の作業のきっかけとなります。
長いですが以上が前説ですm(_ _)m
天面パネルの下地処理
便宜上、以下マウスの手のひらを乗せる部分を「天面」とします。
G300を分解して天面部分を取り外します。
分解については以前の接点復活剤の記事を参照くださいm(_ _)m
写真だとわかりにくいのですが、人差し指や中指でクリックする
くぼんだ部分の塗装が剥がれて黒い下地が出てきています。
あと、手前にあるロジクールのロゴの近くも
手のひらが乗るので擦れて地味に塗膜がなくなってきてます( -_-)
まず天面のシルバー塗装全体にヤスリがけをして地道に塗膜を落とします。
3Mのスポンジヤスリ#320~#600を使いました。小さくカットして使います。
曲面のヤスリがけにはスポンジヤスリで水研ぎするのが一番楽で良いと思います。
このようになりました。
万全を期すなら更に番手の大きなヤスリで表面をよりツルツルにした方がいいかもしれませんが
私は経験上、320~600のスポンジヤスリであれば塗面はほぼ問題ないと判断し、この段階でヤスリがけを終了しました。
ヤスリがけの後は中性洗剤でパーツを丁寧に洗い、十分に乾燥させておきます。
下地塗装→本塗装へ
塗装する色は個人の好きなものを選べばいいと思うのですが、
私は今回のテーマとして
2色の迷彩風塗装
にしました。エアブラシとコンプレッサーを使って塗装します。
使う色はこちらです。
- GSIクレオスの391 ターコイズグリーン
- フィニッシャーズのファンデーションホワイト
余談ですけど⬆のリンクからファンデーションホワイトのページに行くと一部模型界隈で噂になってるレビューが載ってます。
(おそらく化粧品のファンデーションと思って)肌に塗ったというのがネタかホントなのかはなんとも判断に迷うところです…(´・ω・`)
ターコイズグリーンは旧ソ連のMiGなどの戦闘機のコクピット内装などに使う色。
ファンデーションホワイトは塗装下地としてももちろん、単独で使ってもなかなかの隠蔽力と評判のカラーです。
両方とも買ったばかりで、実際にどんな感じかテストをする意味も込めてこの2色を選びました。
実際の塗装のやり方についても人それぞれいろんな様式があると思うんですけど、
私はガイアノーツのブラシマスターをメインの溶剤で使います。
そして私の希釈は普段だいたい3~3.5倍です。かなり薄いほうだと思います。
使ってるコンプレッサーがそこまで高出力ではないので濃い塗料が吹けないというのが主な理由です( -_-)
さて、いきなり色を塗るとマウス天面の素材色であるグレーの色味を消しきれないかもしれません。
そこで下地にサーフェイサーを吹きました。
サーフェイサーは市販の物を調合して使っています。
- ガイアノーツのサーフェイサーEVOホワイト
- ガイアノーツのサーフェイサーEVO
を7:1の比率で混合したものです。
こうすることで、ほぼ白なんだけどうっすらとグレーもあるのでキズも見つけやすいという感じの色味になります。
サーフェイサーの場合、私のコンプレッサーの性能上
3倍希釈ではうまく吹けないので更に薄めて3.5倍にしてあります。
サフを吹いたら念の為、1000番のペーパーやすりで全体を軽くならしておきました。
少しでも塗面をツルツルにしておいたほうがいいですしね。
この上から先程のターコイズグリーンを全体に塗装。
これで、濃いグレーの素材そのものに直接塗るよりもよく発色したと思います(たぶん)。
次に迷彩柄を塗装するためにハイキューパーツのクラウド迷彩マスキングシートを使いました。
これで黄色のマスキングテープを貼った部分の緑色が隠れることになります。
この上からファンデーションホワイトを吹くのですが、
- もう一度サーフェイサーでリセットすると白っぽいサフの上に白(ファンデーションホワイト)を塗るので塗装時にわかりにくいし塗膜が厚くなりすぎる
- ファンデーションホワイトの隠蔽力がどのくらいなのか見てみたい
ということでいきなりファンデーションホワイトを塗りました。
見せてもらおうかファンデーションホワイトの性能とやらを
噂通りの素晴らしい隠蔽力です。
ガンプラ作る時も白は当分もうこれ一本で良さそうと思いました。
これはいいものだ!(・∀・)
あとは
ホワイトが半乾きの間にマスキングテープを剥がします。
マスキングテープは完全乾燥してから剥がしても
ほとんどの場合大丈夫ではありますが、
半乾きの時の方がトラブルになりにくいです。
はい。こんな感じになりました。
マスキングした部分(グリーン)とホワイトの部分の境界には塗膜の厚みの分だけ少し段差ができます。そしてやや毛羽立ちもあります。
これはマスキング塗装の性質上仕方がないことです。
その段差や毛羽立ちを2000番のペーパーで水研ぎしつつ丁寧にならしてできる限り取り除きます。
その上からクリアーを塗装して塗膜の保護を行っていきます。
ガイアノーツのクリアーを使い何度か重ねて塗りました。
ちょっと見えづらいですが曲面部分に光沢が出ています。
手に触れる部分なのでこの後使っていけば
この塗膜もいつかは剥がれると思います。
なのでクリアーを心持ち厚めに塗って塗膜保護したほうが良いかもしれません。
最終的に組み立ててこうなりました。
全くベースの黒と合ってませんね(›´ω`‹ )
組み立ててからこれに気づくという…。
天面パーツ単独だといい感じで仕上がったと思ったんだけど、
土台の事を何も考えてませんでした…。
土台の色との調和を考えるなら
赤とか黒系統で迷彩にでもした方が良かったのかもしれません( ´Д`)
土台部分も塗ってしまうという手もありますが、それはまた今後考えます。
ということで若干微妙なカラーリングではありますが
一応これにて、世界にただ一つのオリジナルカラーG300マウスの完成です。
おわりに
以上、ロジクールのG300を塗装してみたという紹介でした。
エアブラシとコンプレッサーがあればわりと簡単にできます。
ていうか、クラウドマスキングテープが凄いだけで
私の腕前は特に関係ないというのが正直な所…(^_^;)
私が使ってるコンプレッサーはクレオスのL5です。
文中ではさんざん出力が無いとか書きましたが
その反面、静音性・連続動作性は素晴らしく、
これなら夜中に塗装しても大丈夫だと思います。
(少なくとも私は家族から苦情が来たことはないです。)
あと耐久性も凄いと思います。10年近く使ってるけど壊れる気配が全く無い。
使ってるエアブラシ(ハンドピース)はウェーブ スーパーエアブラシ アドバンス(0.3mm)です。
私はエアブラシをこれ1本しか持ってないので何でもかんでもこれで済ませてます。
最後になりますが、マウスを塗装すればもちろん保証の対象外だと思うので、
もう保証期限が切れて最悪壊れてもいいようなものを使うことをオススメします。
それから、塗料や薄め液は有害物質ですので
必ず防毒マスクをしなおかつ換気を十分に行って塗装しましょう。
また何かあったら塗装を紹介するかもしれません。
というかゲーム系のプラモとか作ればそれがこのサイトのネタになりますな…
この記事がなにかのヒントになりましたら幸いです。
それでは( ゚д゚)ノ