Steamでの一部日本メーカーの格ゲータイトルの売り方に一言言いたい

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レビュー

こんにちは。
Steamサマーセール2023が開催されていますね🙂

セール自体はとても楽しいイベントなのですが、今回はいちユーザーとして

一部、日本メーカーのSteamでの格ゲーコンテンツの売り方について一言言いたい

という内容です。

具体的にはバンダイナムコゲームスアークシステムワークスについて取り上げます。

両メーカーの熱烈なファンの方、並びに両社の関係者各位には面白くない内容であり心苦しいのですが、私自身の素直な感想・意見として書きたいと思います。

私がここでわーわー書いたところでなんも変わない可能性の方が高いでしょう💦
が、とにかくユーザーがおかしいことはおかしいのだと声を挙げていかないと何かが動く可能性も生まれないと思うので、この場で書いてみたいと思います。

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以下、私個人の考えになります。
それは違う!とか文句を言われても知らんのでご了承ください。

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ゲーム本編を早々に買ったユーザーを蔑ろにする売り方はいかがなものか

まず最初に取り上げるのはバンナムです。

その中のSteamで販売されているバンナムの格闘ゲーム

  • ソウルキャリバー6
  • 鉄拳7

を主に対象にしています。
この2つのゲームを取り上げるのは、実際に私が今回のSteamサマーセール2023でまだ未所有のコンテンツを買い揃えてしまおうと思ったのですが、見れば見るほど納得が行かないと感じたからです。

ソウルキャリバー6は当記事執筆時において開催中の
Steamサマーセール2023で90%OFFになっています。

鉄拳7のゲーム本編は85%OFFです。

私はソウルキャリバー6と鉄拳7のこれらベースゲーム(ゲーム本編)はすでに所有しています。

更に

  • ソウルキャリバー6はDLCのシーズンパス1を別途購入済み
  • 鉄拳7は最初からTEKKEN 7 – Originals Editionを購入したので一部DCL(シーズンパス1と2)を保有している

という状況です。

まずソウルキャリバー6から話を進めます。ゲーム本編は先程も挙げましたように90%OFFです。
そしてソウルキャリバー6にはDLCを全て盛り込んだSOULCALIBUR VI Deluxe Editionというものがあります。

こちらも90%OFFです。

ベースゲームとの差額は300円ほどとなっています。
今からソウルキャリバー6を買うならこちらを買ったほうがお買い得だと思います。

さてここで私が何に対して今回文句を言いたいのかというと、
次に見ていくようにバンナムのソウルキャリバー6のコンテンツの売り方には大きく2つの問題点があるからです。

問題点1つ目:シーズンパス小別売りの価格が理不尽に高い

ソウルキャリバー6にはシーズンパス1と2というものがあります。
それらは複数のDLCをセットにしたもので、ベースゲームを購入後個別でパスを購入することでゲームコンテンツの拡充を図ることが可能です。

ここでシーズンパスならびにDLCの個別販売について見ていきましょう。

Steamより引用

シーズンパス1が70%OFFの990円、シーズンパス2が60%OFFの1,496円となっています。

通常Steamのゲームの多くはこういったパス単品の価格は
いくらなんでも全部入り版(今回の場合はSOULCALIBUR VI Deluxe Edition)より安く設定する、
あるいはゲーム本編と値引き率は揃えて下げるケースが多いです。

ですがソウルキャリバー6のシーズンパスに関しては値引き率がいつまで経ってもなかなか下がらず、特にシーズンパス2の価格が全部入りのSOULCALIBUR VI Deluxe Editionよりもずっと高いという状況はすでにベースゲームを持っている立場から見ると全くもって納得が行きません。
先に買ってタイトルを支えたユーザーをバカにしてんのかと思います。

問題点2つ目:全部入り版を買い直すことができない。

ベースゲームは既に持っているものの、このようにあまりにも追加コンテンツの値引きが渋いがために、これならもう全部入り版を買い直したほうが安いという判断になるのが自然かと思います。

ですがバンナムの格ゲーコンテンツに関してはこの買い直しができません。
(鉄拳7も同様です)

買い直しすらできない

既にベースゲームを保有している状態でカートに入れて決済に進もうとすると「このゲームの完全版は既に持っています」と表示され購入ボタンが押せません。

一方、Steamには保有しているゲームをアカウントから抹消する機能が備わっています。
そちらの機能を使って既に保有しているゲームを削除してから買い直せば良いのでは?と思われるかもしれませんが、
調べたところ、このアカウントから抹消する機能は完全に消せるわけではないようで、見た目上消えたように見えるだけで裏では保有状態はキープしたままになるとのこと。
よって今回の様なケースの場合、たとえアカウントから抹消しても、結局買い直しができないようです。

なお鉄拳7も似たような事になっており、
全部入り版を後から買ったほうが安く、既存のゲーム本編の所有者が後からシーズンパスを個別で買うとかなり割高になります。

また既にベースゲームを持っている人は後から別のパスセット版は購入できないというのもソウルキャリバー6と同じです。

ここまでをまとめると

古参の、ベースゲームを高い値段で買い支えたユーザーが後からDLCも購入しようとする場合、理不尽に高い価格を請求される

というのが大きな問題だと私は思います。

現状は後から遅れて最初から全部入り版を買う人のみが価格面で優遇されていて、ベースゲームだけを買って遊んでいた、あるいは一部のDLCセット版を購入していたという他のユーザーはそういった後発新規ユーザーに比して著しく高い支払いをしなければなりません。

これはあまりにも不平等ですし、余計なヘイトを溜め込ませて、
ただでさえ減少しつつある格ゲーユーザーが離れていってしまう事にもなりかねません。

だって簡単にDLC揃えられたら悔しいじゃないですかwwww

という簡悔精神は要らんのですよ( -_-)

バンダイナムコゲームスには売り方をもっと考えていただきたいです。

提案:バンドル販売の仕組みを設けてほしい

この問題を解決する一番いいやり方は

バンドル販売の形態を取り入れる

ことだと思います。

もちろん全部入り版と値引き率を統一してコンテンツを揃える際に、古参でも新規でも価格面での差別をなくすというのは最低条件として行った上でです。

バンドル販売であれば既存コンテンツは購入内容から除外した上でまだ未所有のコンテンツのみを手に入れることができます。

これは他のSteamのゲームで頻繁に行われている手法なのでバンナムの人間が知らないはずがないと思います。

採用するしないはバンナムの企業判断によると思いますが、
もうこんなリリースされて何年も経ったゲームに対してヘイト価格をいつまでもつけている方が却って売上は伸びないと思います。

ということで私の提案は価格差別をなくした上でバンドル販売の仕組みを取り入れることで、ベースゲーム所有者にも新規購入者と同等の価格提供をしてほしいと思います。

アークシステムワークスは更におかしなことをやってる

ここまでではバンナムを取り上げましたが、では他の格ゲーはどうかという比較のために色々と調べました。
が調べるうちにどうも、他の日本のメーカーの格闘ゲームも売り方がおかしい事に気が付きました。

上で触れたバンナムの売り方に納得が行かないという点は代わりませんが、色々なタイトルをを見てるとなんか和ゲーメーカーの格闘ゲームというジャンルそのものがおかしいんじゃないか?という気がしてきました。

今回はもう個別に取り上げませんがスト5もDLCのセット売りだと個別の価格を隠して見えないように設定してあって非常に分かりにくいです。
なんでこんなユーザーが見て直感的に理解できないような表記にしているのか意味が分かりません。

さて次に取り上げるのはアークシステムワークスのギルティギア・ストライヴ(以下、GGST)を取り上げます。

このゲームはほんとに、これ考えた人はこれではおかしいと思わなかったのかという売り方をやってます。

GGSTは当記事執筆時においてシーズンパスが2つリリースされています。

シーズンパス1は15%OFF、パス2は値引きなしです。
私はすでにパス1は保有しているのでパス2を買おうと思ったらこのままでは値引きなしの定価で購入することになります。

しかしGGSTの販売ページを見ると

Guilty Gear -Strive- Ultimate Edition 2022

という販売形態がありました。

4アイテムを同梱という欄を見るとGGST、シーズンパス1と2、そしてコンテンツキットという物があります。

なるほど、GGSTはバンナムと違ってバンドル販売が設けてあり、ユーザーの事を考えてくれているんだなぁと私はこれを見て思いました(実際はこれはバンドルではなくとんでもない売り方だと後で気がつくのですが…)。

さて、このUltimate Edition 2022のページを見るとなにかがおかしい。

本パッケージによる割引額 \-1194とは何か(゚Д゚)ハァ?

なお、Steamからログアウトして同じページを表示した状態ではこのようになります。

支払価格は同じ6,144円とのこと。
ログアウト(つまりどのコンテンツも所有していない)の状況では

本パッケージによる割引額 \4,135となっています。

私はゲーム本編とパス1は所有しています。
ですので最初の画像のように所有しているコンテンツはグリーンで塗られて表示されていますね。
これは他のゲームでもSteamのバンドル形態であればこのように表示されます。

なので私、これはバンドル販売なのだと思っていました。
見た目がバンドルの形態の画面とそっくりだからです。
がこれは罠。

これはバンドルではありません。

単にコンテンツをまとめて売っているだけのページで、
所有済みコンテンツを除いて販売してくれるというような事もありません。
でも見た目はバンドルそっくりなので引っかかりやすい。

これSteamの利用歴が長い人の方が紛らわしくて引っかかりやすい、実に嫌らしい売り方だと思いました( -_-)

よく見ると上側の画像、私が未所有のグリーンでない2コンテンツの合計金額は2750+2200=4950円です。

が、それを6,144円で高く売ってくれるとのこと。いやおかしいでしょうが(゚Д゚)

そもそもこういう、個別の合計価格より高い状態で販売できる状況で売ること自体がおかしいと思うんですが、これを設定した人はこういう状態も起こりうると事前に想定しなかったんでしょうか…。

なおこの割高販売、そのまま買うことができます。

下に注意事項は出ますが、ちょっとこういう売り方はいただけません。

もっとも、将来的に割引が進むと、このエディションがお買い得になる可能性は残っています。
またコンテンツが被っていても買うことができるということは、バンナムの売り方よりはマシであり、将来的に安く買える可能性自体は残されていると言えるでしょう。

ですが、こういう紛らわしい、ないしは特定の対象には割高になるようなイカれた販売形態で売ってる事自体がおかしいと思います。
素直にバンドルにしてその分価格調整を綿密に設定すればいいのに、なぜこんな紛らわしい売り方をするのでしょうか。

おわりに:利益追求は大事なんでしょうけど…

以上、バンナムとアークシステムワークスのSteamでの格ゲーを数点取り上げて、やってることおかしくない?という事を書いてみました。

企業なのでどういった方向性で利潤を追求していくかはもちろん自由ですし、マーケティングもした上で現状の売り方が彼らにとって利益追求&企業活動として最適解であると判断しているのだろうと思います。

それは分かりますし尊重もしますが、
一方で、今回取り上げた売り方は他のSteam(格ゲーに限らず他のジャンルも)のゲームに比べると極めてユーザー側から見て買いにくいというのもまた事実。

更に価格も特定の狭い範囲の層以外は軒並み不利になるという、その層から外れた当事者から見れば極めて不愉快で面白くない状況です。

今回取り上げた例についてはバンドルの導入もしくはコンテンツの値引き率を統一すれば幾分ヘイトも和らぐと思います。

またGGSTに関しては明らかにあのセット売りのやり方自体がおかしいので、別の販売形態を模索したほうが良いと思います💦

以上色々と書きましたが、業界がより健全かつユーザーフレンドリーな売り方になり、またこのような変なところから格ゲー界の一層の衰退にならないように願うばかりです。

とにかく格ゲー人口が減り続けているので僅かなところも漏れなく適切な対応を行うことで先細りを避けるような取り組みをしてほしいと思います。

今回は以上です。

大いに不満はありますが、私はソウルキャリバー6のシーズンパス2と鉄拳のシーズンパス3(4も?)を買いたいと思います。

私は両タイトルを1作目(キャリバーになる前のエッジ時代からやっとりますよ)からやり続けています。
鉄拳と同時に初代PS本体を買い、またソウル・エッジ、キャリバーが大好きなのでソウルキャリバーが出たときはそのためだけにドリームキャストとアケコンをセットで買ったような古参ユーザーですが、そういった古参をないがしろにせず、納得するような売り方をしてほしいです。

あとソウルキャリバー7を早く出して🙏

それでは( •ܫ•)

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